リヴァプール、バルセロナの主力2選手に総額1億ユーロのオファー?アルネ・スロット政権でのチーム作りに着手

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リヴァプール、バルセロナの主力2選手に総額1億ユーロのオファー?アルネ・スロット政権でのチーム作りに着手 Liverpool

移籍市場の熱気が高まる中、リヴァプールがスペインの名門バルセロナに対し、フェルミン・ロペスとアンドレアス・クリステンセンの2選手をターゲットに、総額1億ユーロにも上る巨額オファーを準備していると報じられている。

スペイン発の移籍専門メディア『Fichajes』によれば、ロペスには8000万ユーロ、クリステンセンには2000万ユーロの金額が提示される見込みのようだ。

アルネ・スロット監督の下、リヴァプールはすでに積極的な補強に乗り出している。フロリアン・ヴィルツやジェレミー・フリンポンをはじめ、今夏は即戦力と将来性を兼ね備えた選手の獲得を進めており、今回の2選手への関心もその流れに沿ったものだ。

中盤の原動力フェルミン・ロペスと、後方の補強候補クリステンセン

まだ22歳のフェルミン・ロペスは、ラ・マシア育ちのテクニカルなミッドフィールダー。昨季は公式戦46試合に出場し、8ゴール10アシストとチームに大きく貢献した。ハンジ・フリック監督の構想に入っている可能性もあるが、中盤にはガビ、ペドリ、フレンキー・デ・ヨングら多くのライバルが揃っており、出場機会の減少が懸念されている。

リヴァプールはその状況に目をつけ、ボールを前進させる力と運動量に優れたロペスの獲得を画策。プレミアリーグでの成長に期待を寄せており、新体制における中盤のエネルギー源として高く評価している。

一方のアンドレアス・クリステンセンは、かつてチェルシーでプレーした経験もある29歳のセンターバック。バルセロナ加入後は安定感あるプレーで信頼を集めたが、ここ数ヶ月は負傷の影響もあり出場機会が限定的だった。現行契約は2026年までとなっているが、延長交渉が進んでいる気配はない。

リバプールでは、イブラヒマ・コナテの将来が不透明となっており、レアル・マドリードが関心を示しているとも。そのため、守備陣にさらなる厚みを加える必要がある中で、クリステンセンの経験と試合を読む力に注目が集まっている。

また、クリスタル・パレスのマルク・グエヒにも関心があるとされるが、移籍金が高額になる見通しのため、コスト面でもクリステンセンが現実的な選択肢とみられている。

バルセロナにとって、この1億ユーロというオファーは財政的な観点から見れば大きな魅力を持つ。近年の経済状況を踏まえれば、この金額はクラブにとって重要な収入源となり得る。一方で、フェルミン・ロペスとアンドレアス・クリステンセンという貴重なローテーション要員を一度に失うリスクも抱えており、クラブ内でも議論が分かれる可能性がある。

なお、バルセロナはリバプールのルイス・ディアスに対しても関心を示しており、今回の移籍金がディアス獲得資金に充てられるのではとの見方も浮上している。コロンビア代表ウインガーは現在、複数クラブから注目を集めており、バイエルン・ミュンヘンやアル・ナスルもその動向を追っている。

ただし、今回の報道の信頼性には注意が必要だ。西『Fichajes』は過去にも複数の移籍情報を伝えているが、その精度については疑問の声もある。

今夏のマーケットでは、欧州各クラブの戦力図が大きく塗り替えられつつある。プレミアリーグ制覇を果たしたばかりのリバプールがさらに前進するのか、それともバルセロナがこの巨額オファーを拒否するのか。両選手の動向から目を離すことはできなさそうだ。