マンチェスター・ユナイテッド、ボカ・ジュニアーズの逸材ミルトン・デルガド獲得へ本格始動か!?

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マンチェスター・ユナイテッド、ボカ・ジュニアーズの逸材ミルトン・デルガド獲得へ本格始動か!? Manchester United

プレミアリーグの悩める強豪マンチェスター・ユナイテッドが南米の若き才能に目を向けている。ターゲットとなっているのは、ボカ・ジュニアーズに所属する20歳のミルトン・デルガド。アルゼンチンU-20代表にも名を連ねるミッドフィールダーは、現地メディア『Canal 26』によってユナイテッドとの関係が報じられており、今後の動向に注目が集まっている。

デルガドはボカの下部組織から昇格した有望株で、かつてフェルナンド・ガゴ監督の下でレギュラーの座を掴んだ。しかし、現在の指揮官であるミゲル・アンヘル・ルッソの構想から外れており、ここ最近は出場機会が限られているという。アルゼンチン国内では、彼の技術と判断力に高い評価が集まっており、「南米でもっとも将来を嘱望されるミッドフィルダーの一人」とも言われる。

その一方で、クラブワールドカップなど国際舞台での起用が見送られるなど、ボカでの立場は微妙な状況が続いている。こうした背景から、クラブ側はデルガドに対して海外移籍を容認する可能性を示唆しており、すでに複数のオファーが舞い込むことを期待しているそうだ。

若手重視の補強方針に合致…ユナイテッドが本格的に動く可能性も

マンチェスター・ユナイテッドは今夏の移籍市場で中盤の強化を最優先事項として掲げている。すでにアタランタのエデルソンやバレンシアのハビ・ゲラといった選手に関心を寄せているとされており、将来性あるタレントの確保に注力しているのは明らか。

その流れの中で、デルガドの獲得は戦略的に理にかなっている。ユナイテッドはすでに同選手に対して関心を伝えており、数日中にも正式なオファーを提示する可能性があるという。レッド・デビルズが提示を検討している金額については言及されていないものの、選手側には前向きな反応があるとの見方もある。

移籍金については、デルガドの市場価値が現在550万ユーロとされる一方で、ボカ・ジュニアーズは契約が2028年12月まで残っていることを理由に、少なくとも1100万ユーロ以上のオファーを求める構えを見せている。金額面での隔たりはあるものの、ユナイテッドにとっては将来的な投資と見れば十分に魅力的な取引と映っている可能性がある。

仮に移籍が成立すれば、デルガドは即戦力というよりも将来を見据えた育成枠としての加入が予想される。トップチームの中でじっくりと成長を促すプランが準備されているのであれば、そのポテンシャルはクラブの中長期的な強化において重要なピースとなるだろう。

交渉の成否は、移籍金の折り合いにかかっている。デルガドは南米から欧州の名門クラブへとステップアップを果たすのか。