ウォルヴァーハンプトンが逆転で、若き逸材マルク・プビルを巡る争奪戦をリード?

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ウォルヴァーハンプトンが逆転で、若き逸材マルク・プビルを巡る争奪戦をリード? Wolverhampton Wanderers

今夏の移籍市場で注目を集める右サイドバック、マルク・プビル。その去就を巡り、ACミランとウォルヴァーハンプトンが激しい獲得レースを繰り広げていると、西『Fichajes』が報じている。

22歳のプビルはスペインのアルメリアに所属。恵まれたフィジカルとテクニック、そして右サイドからの推進力で評価を高めており、ラ・リーガでの経験を武器にヨーロッパ各国のクラブが関心を寄せている。

スペイン国内ではすでに最も将来を嘱望されるディフェンダーの一人と位置付けられ、今後数年間で欧州トップクラブの主力へと成長する可能性を秘めている。

ミランの優位が一転…ウルブスが獲得レースをリードか

イタリアの名門ミランは、早い段階からプビルの獲得に向けて動きを見せていた。現地メディアによると、数日前までは交渉が最終段階に入っていたとされ、一時は獲得間近と報じられていた。

ところが、状況はここ数日で一変した。イングランド・プレミアリーグのウォルヴァーハンプトンが本格的に動き出し、アルメリアとの交渉を加速させていると。ウルブスが提示した条件がミランのオファーを上回るものであり、クラブ側が前向きに移籍を検討していると報じている。

交渉のベースとなっている移籍金は1500万ユーロ前後。財政的に厳しい状況にあるアルメリアにとっては、非常に魅力的な条件であることは間違いない。加えて、プビル自身の給与条件や出場機会の保証といった要素も含め、ウルブスが包括的に有利な立場に立っているとの見方が強まっている。

一方で、マルク・プビル側はまだ最終的な判断を下していない。彼の周囲は冷静に複数のクラブからのアプローチを精査しており、単なる金銭的条件ではなく、プレー時間やポジションの競争状況といったスポーツプロジェクトの質を重視しているようだ。

イングランドやイタリアに加えて、他の欧州クラブも水面下で獲得の可能性を探っており、予断を許さない状況が続いている。だが、現時点で主導権を握っているのはウォルヴァーハンプトンであると見られており、このまま移籍が成立する可能性は十分にある。

プレミアリーグの舞台に立つのか、それともセリエAの伝統に身を委ねるのか。若き才能の選択は、彼のキャリアを大きく左右するターニングポイントとなる。