イブラヒマ・コナテ、レアル・マドリード移籍に傾く?リヴァプールに再び忍び寄る“契約満了”の影

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レアル・マドリードが再びリバプールに触手?今度はイブラヒマ・コナテに狙いを定める Liverpool

またしてもリヴァプールに衝撃的な移籍話が浮上している。センターバックのイブラヒマ・コナテが、スペイン王者レアル・マドリードへの加入を望んでいると、スペイン紙『Diario AS』が報じた。

同メディアによると、フランス代表DFは2025-26シーズン終了後の契約満了を見据え、すでに代理人に対してレアル・マドリードとの交渉開始を許可したようだ。これは、つい先日クラブを離れたトレント・アレクサンダー=アーノルドに続く、2人目のキープレイヤー流出につながる可能性がある。

レアル・マドリードは近年、移籍金を伴わずしてトップタレントを獲得するスタイルで実績を重ねてきた。リュディガー、アラバ、エムバペらはその代表例で、今度は26歳のコナテがそのリストに加わろうとしている。

契約延長を拒否する構え…リヴァプールにとっての“危機の再来”

現時点でコナテは契約延長交渉に応じる様子を見せておらず、リヴァプール側は対応に追われている。リヴァプールはコナテを評価額6000万ユーロの戦力と見ている。ただ、実際に移籍金を払ってまで獲得を急ぐつもりはないとされるマドリードにとっては、時間の経過こそが最大の武器だ。

クラブは、過去にアレクサンダー=アーノルドが契約満了前に強引なステップアップを試みた件をまだ引きずっている。同様のケースが再現されることで、内部の信頼関係にも亀裂が生じかねない。

レアル・マドリードの現守備陣は高齢化と負傷のリスクが重なっており、コナテのような即戦力の獲得は長期的な補強戦略にマッチする。アラバは重度の怪我を繰り返し、リュディガーも膝の不安を抱えながら契約の終盤を迎えている。ミリトンもここ2年で2度の前十字靱帯損傷を経験しており、将来的な不安は否定できない。

現地報道によれば、マドリードは当初2026年のフリー獲得を視野に入れていたが、場合によっては今夏にも2000万〜2500万ユーロの移籍金で前倒しを狙う可能性が残されている。アラバに買い手がつくか、または他の選手の売却が成立すれば、一気に動き出す展開もある。

マドリードは現在、FIFAクラブワールドカップ準決勝でパリ・サンジェルマンと対戦する準備に追われているが、補強戦略における守備陣の見直しは継続的に行われている。若手のハイセンやアセンシオが不安定なパフォーマンスを見せている中で、クラブはコナテの獲得を短期的な話題ではなく、長期的な柱と捉えているようだ。

フィジカルに優れた194cmのセンターバックは、プレミアリーグでの経験値も含めて欧州屈指の逸材とされており、もしマドリード入りが実現すれば再び欧州サッカーに大きな波紋を呼ぶことになるだろう。