ギブス=ホワイト、マンチェスター・シティと個人合意か…移籍成立は時間の問題に?

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ギブス=ホワイト、マンチェスター・シティと個人合意か…移籍成立は時間の問題に? Manchester City

ノッティンガム・フォレストで攻撃の中心を担ってきたモーガン・ギブス=ホワイトが、ついにステップアップの時を迎えようとしている。25歳のイングランド代表ミッドフィールダーが、プレミアリーグ王者マンチェスター・シティと個人条件で合意に至ったと、英『Football Insider』が報じた。

記事によれば、クラブ間の正式合意にはまだ至っていないものの、選手本人はすでにシティ移籍を決意しており、今後数週間での正式発表が期待されている。

ギブス=ホワイトは昨季、ノッティンガム・フォレストで圧倒的な存在感を放った。プレミアリーグ34試合すべてに先発し、7ゴール10アシストという数字を記録。フォレストが7位という予想外の躍進を遂げた要因の一つだった。25歳という年齢ながら成熟したプレーを見せ、多くのビッグクラブのスカウト陣を魅了してきた。

中でもマンチェスター・シティの関心は早くから報じられており、5月の段階でギブス=ホワイトがこの関心に対して前向きな姿勢を見せていたと、同紙は伝えている。フォレストとしてはキープレイヤーを手放したくないところだが、本人の強い希望、そしてクラブの財政状況が影響していると見られている。

シティの中盤再編、デ・ブライネの後継者としての期待

シティは昨季、プレミアリーグをリバプールに譲り、チャンピオンズリーグでも結果が伴わないなど、王者にしては不完全燃焼のシーズンだった。さらに、長年中盤を支えてきたケビン・デ・ブライネがナポリへと移籍したことで、チームの軸を再構築する必要に迫られている。

ギブス=ホワイトの加入は、まさにこのタイミングにおける的確な補強だ。ペップ・グアルディオラ監督は既にリヨンからラヤン・シェルキ、ACミランからタイアニ・ラインデルスを獲得し、新たな中盤構築に着手している。フットボールディレクターに就任したウーゴ・ヴィアナが主導する今夏のスカッド刷新は、若手と即戦力をバランスよく融合させる狙いがある。

一方で、ギブス=ホワイトの加入はマカティーやニコ・ゴンサレスといった若手の放出にも影響を与える。特にマカティーには複数クラブが関心を寄せており、移籍金2500万〜3000万ポンドでの放出が見込まれている。

フォレストとしては、ギブス=ホワイトとエランガの両選手を同時に失うことは避けたい。しかし現実的には、クラブの財政再建の一環として売却は避けられない流れとなっている。エランガはすでにニューカッスルと移籍合意に達しており、その移籍金は5500万ポンド+アドオンとされている。

ギブス=ホワイトについては、フォレストが7000万ポンドを要求していると伝えられるものの、個人合意が成立している以上、最終的なクラブ間合意も時間の問題だろう。すでにPSVのヨハン・バカヨコ獲得に動いていることからも、フォレストは主力選手の退団を見越した動きを進めている。

移籍市場の閉幕は9月1日。それまでにどれだけの動きがあるかは未知数だが、ギブス=ホワイトがエティハド・スタジアムでどれほどの輝きを放つのか、今から期待せずにはいられない。