ニューカッスル、マルク・グエイ獲得に慎重姿勢…リバプールも注目する代表CBの去就は?

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マルク・グエイ争奪戦勃発!ニューカッスルが一歩リード、チェルシーやトッテナムは静観 Newcastle United

クリスタル・パレスの最終ラインを支える24歳のセンターバック、マルク・グエイ。その去就が、再びプレミアリーグのクラブ間で注目を集めている。

FAカップを制したクラブの主将でもある彼に対し、ニューカッスル・ユナイテッドが強い関心を寄せていることは周知の事実。しかし、グエイの移籍には5000万ポンドとも報じられる高額な移籍金が設定されており、今夏の獲得に向けた動きには慎重さが増している。

イングランド代表にも名を連ねるグエイだが、クリスタル・パレスとの契約交渉が難航しており、英『Chronicle Live』によれば、選手側は状況次第で現契約を満了させる構えも見せているという。

リバプールも過去に動きを見せたとされているが、昨夏にニューカッスルが直面したのと同様、クラブ側の強硬な態度により、前進することなく終わったようだ。

クラブの会長スティーブ・パリッシュ氏は、グエイに対してスーパースター級の価値を見出しており、大幅な値引きには一切応じない構えを維持している。

実際、ニューカッスルが提示したとされる金額と比較しても、現在求められている移籍金には2000万ポンド程度の差があるにすぎない。この数字が持つ重みを前に、両クラブの交渉は長引く可能性も否定できない。

現実路線を選ぶニューカッスル、次なるターゲットは誰か?

現時点でニューカッスルがグエイ獲得に向けた新たなアプローチを仕掛ける様子はない。英『Chronicle Live』が報じたように、クラブはこの若きイングランド代表DFを高く評価しつつも、昨年のような消耗戦を再び繰り返す意図はないとみられる。

このため、スカウティング部門を統括するスティーブ・ニックソン氏は、より実現性の高い代替候補に焦点を切り替えている。注目されるのは、アタランタに所属するジョルジオ・スカルビーニと、マルセイユのキャプテンであるレオナルド・バレルディの2人だ。

特にスカリーニに関しては、昨年11月の段階で既に複数回スカウトされており、ニックソン氏がイタリアの地を頻繁に訪れていることも、関心の強さを裏付けている。

ニューカッスルは今夏、明確なプランを持って市場に臨んでいる。移籍金が膨らみがちな現代において、単一のターゲットに固執せず、柔軟な戦略を採用することで、チーム編成におけるリスクを最小限に抑えようとしている。

マルク・グエイの去就は依然として不透明だが、ニューカッスルの現実的かつ戦略的な動きは、移籍市場を冷静に乗り切る上で重要な指針となるだろう。果たして彼らは、理想的なセンターバック補強を実現できるのか。その答えは、夏の終わりとともに明らかになっていくはずだ。