プレミアリーグのノッティンガム・フォレストが、再び夏の移籍市場で積極的な姿勢を見せている。ヌーノ・エスピリト・サント監督の下、新シーズンに向けた補強を加速させており、今度はセリエAで評価を高める若手サイドバックにターゲットを定めたようだ。
イタリアメディア『TuttoMercatoWeb』は、フォレストがエラス・ヴェローナに所属する右サイドバック、ジャクソン・チャチュアに対し、1000万ユーロの正式オファーを提示する計画であると報じた。
現在23歳のチャチュアは、セリエAで確かな出場機会を得て成長を遂げてきた有望株。オフ期間を利用してアメリカ・マイアミで休暇を取っているものの、7月13日にはヴェローナのトレーニングキャンプに合流予定とされている。
しかし、フォレストからの正式なアプローチがそれ以前に届けば、合流計画も変更されることになるかもしれない。
ガラタサライ、マルセイユも興味…移籍争奪戦の行方は
ノッティンガム・フォレストが急ピッチで動いている背景には、複数クラブによる獲得競争の激化がある。トルコの強豪ガラタサライ、さらにはリーグ・アンのマルセイユもチャチュアの動向に強い関心を示しており、プレミア勢としてはこのタイミングで交渉をまとめにかかっている状況だ。
また、イングランド国内ではエヴァートンやウォルヴァーハンプトンもチャチュアに注目しているとされるが、これについては信頼性の高い裏付けがないとも伝えられており、現段階では本命とは言い難い。
ノッティンガム・フォレストは今夏すでに複数選手との交渉を進めており、南米や欧州各地から積極的に候補リストを作成中。チャチュアのような若くて将来性のある選手に対し、早期に手を打つ姿勢は、プレミアリーグでの競争力を維持・強化する上でも欠かせない方針だ。
右サイドバックは現代サッカーにおいて攻守両面で非常に重要なポジションであり、チャチュアが加入すれば、守備ラインに厚みが加わるのはもちろん、攻撃面でもダイナミズムをもたらす存在になり得る。フォレストにとって、この獲得が実現すれば大きな前進となるだろう。