ローマが注目するギリシャ代表DFマヴロパノス…ウェストハムは売却に慎重姿勢

スポンサーリンク
ローマが注目するギリシャ代表DFマヴロパノス…ウェストハムは売却に慎重姿勢 West Ham United

セリエAのローマがウェストハム・ユナイテッドに所属するコンスタンティノス・マヴロパノスの獲得に強い関心を示している。ギリシャ代表としてもプレーする27歳のセンターバックは、欧州でも高く評価される守備者のひとり。ローマがディフェンス陣の再構築を急ぐ中、彼の名前が補強リストの最上位に挙がっている。

イタリアメディア『Sky Italy』のジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、マヴロパノスは複数候補の中でもローマが特に注目するターゲットのようだ。2023年にシュトゥットガルトからプレミアリーグへ移籍し、ウェストハムの守備陣に安定感をもたらしており、その成長は目を見張るものがある。

激しいプレースタイル、空中戦での強さ、そして柔軟な戦術対応力。いずれもローマが追い求める理想のセンターバック像と合致する。

ジャン・ピエロ・ガスペリーニ新監督のもとで堅実な守備構築を目指すローマにとって、マヴロパノスの獲得は即戦力として貴重な戦力になり得る。しかし、実際の交渉に進展があるかは依然として不透明だ。

ウェストハムは売却に消極的!交渉のハードルは高いまま

マヴロパノスは2027年までウェストハムと契約を結んでおり、クラブにとっては今後数年間にわたって中心を担うべき存在として高く評価されている。冷静なビルドアップ、積極的なデュエル、空中戦の強さはいずれもプレミアリーグ基準で優れた水準にある。

ウェストハムにとって、マヴロパノスの売却を急ぐ必要はまったくない。昨シーズン遠中から指揮を執るグラハム・ポッターは、チームの再構築において主軸を手放すことよりも、一貫性と組織の安定を重視しており、主力DFの流出は避けたいと考えているはずだ。

ローマが本気でマヴロパノスを引き抜きたいのであれば、交渉を動かすだけの説得力ある条件を提示する必要がある。

具体的には、移籍金の大幅な上積みやボーナス条項など、クラブにとって利益のある内容が求められるだろう。現時点では、ウェストハムが交渉のテーブルに着く可能性は高くないと見る向きが強い。

今夏の移籍市場でローマがどこまで踏み込むか、そしてウェストハムがどこまで応じる余地を見せるか。マヴロパノスの去就は、両クラブの戦略に大きく左右される展開となりそうだ。