トッテナムが本気で狙うアダム・ウォートン!フランク体制の中盤強化へ野心的な一手

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トッテナムが本気で狙うアダム・ウォートン!フランク体制の中盤強化へ野心的な一手 Tottenham Hotspur

2025年夏の移籍市場において、トッテナム・ホットスパーが激しく立ち振る舞っている。ヨーロッパリーグ制覇という達成したものの、プレミアリーグでは降格圏のギリギリ逃れるという低迷ぶり。トーマス・フランク新監督のもとで復権を目指すクラブは、中盤の大幅な強化を最優先事項に掲げている。

その中で、今もっとも熱を帯びて語られているのが、クリスタル・パレスに所属する21歳のアダム・ウォートン。今季のFAカップ制覇にも貢献した彼は、プレミアリーグ内外で高い評価を受けており、フランク監督はこの若き才能を夢の補強として筆頭ターゲットに据えていると、英『GIVEMESPORT』が伝えた。

ウォートンの契約は2029年まで残されており、クリスタル・パレスがその放出に強い抵抗を示しているのも無理はない。移籍金は8000万ポンド以上に達する可能性が高く、スパーズとしても簡単に手が出る金額ではない。

ただ、ダニエル・レヴィ会長が今夏の補強においてフランク監督へ全幅の信頼を寄せていることから、状況は一変する可能性がある。クラブはすでに正式オファーを視野に入れており、今後数週間で動きが本格化する見通しだ。

ドウグラス・ルイスとジョアン・パリーニャ、現実的なオプションとして浮上

ウォートン獲得が困難な中、トッテナムは複数の代替候補にも照準を合わせている。その筆頭が、ユヴェントスのドウグラス・ルイスとバイエルン・ミュンヘンのジョアン・パリーニャだ。

アストン・ヴィラから昨夏ユヴェントスに加入したばかりのドウグラス・ルイスだが、イタリアのクラブはすでに新天地を模索することを容認しており、関係者はプレミアリーグ復帰を視野に動いているとされる。

トッテナムも関心を示していたが、直近のイギリスメディアの報道では、フットボール部門を統括するファビオ・パラティチ氏が「予定はない」と明言したという。ただ、移籍市場は常に流動的であり、数日単位で状況が一変するのは日常茶飯事だ。

一方、ジョアン・パリーニャは昨夏からバイエルンでの定着に苦しんでおり、クラブ側も今夏の退団を容認する姿勢を見せている。すでにフラム、ウェストハム、さらにはマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルといったクラブがその動向を追っている。トッテナムも問い合わせを行ったと報じられており、交渉次第では現実的なターゲットへと昇格する可能性は十分ある。

トッテナムはウォートンやパリーニャのような即戦力候補に加え、将来的な伸びしろに期待できる若手選手にも目を向けている。モナコのラミン・カマラやフランクフルトのヒューゴ・ラーションといった選手たちは、その多様性とポテンシャルからフランク監督の評価を受けているとされる。

特にカマラに関しては、セントラル、守備的、攻撃的と複数ポジションに対応できるユーティリティ性が魅力であり、長期的なチームビルディングにも資する存在と見なされている。

今季チャンピオンズリーグ参戦が決まっているトッテナムにとって、選手層の充実は急務。フランク監督のプレースタイルにフィットする中盤の補強は、その成否がシーズン全体の方向性を左右する重要なファクターとなる。

モハメド・クドゥスや、ノッティンガム・フォレストが訴えているため停滞しているが、モーガン・ギブス=ホワイトを相次いで獲得し、新たな時代に突き進むスパーズは、中盤補強をクリスタル・パレスから実施するのだろうか。