ACミラン、ジャン=フィリップ・マテタに関心?クリスタル・パレスのエースに接近中

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ACミラン、ジャン=フィリップ・マテタに関心?クリスタル・パレスのエースに接近中 Crystal Palace

セリエAの名門ACミランが、プレミアリーグで存在感を放つフランス人FWジャン=フィリップ・マテタの獲得に動いている。

移籍市場に詳しいジャーナリストのサシャ・タヴォリエリ氏によれば、ミランは来季に向けた新戦力のひとりとしてマテタをリストアップ。本人サイドも移籍に前向きとされ、すでに代理人が所属クラブのクリスタル・パレスに対して働きかけを強めているようだ。

昨季、セリエAで8位に終わったミランは、ヨーロッパの舞台を逃すという結果に終わった。これを受け、クラブは前線のテコ入れを急務と判断。得点力とフィジカルを兼ね備えたストライカーを求める中で、プレミアリーグで輝きを放ったマテタに白羽の矢が立った。

FAカップ優勝の立役者に熱視線

マテタは2024-25シーズン、クリスタル・パレスで公式戦46試合に出場し、17ゴール4アシストを記録。得点だけでなく、攻守においてハードワークを惜しまないスタイルでオリバー・グラスナー監督の信頼を勝ち取り、FAカップ制覇というクラブ史上初の快挙の中心にいた。

このタイトル獲得により、パレスは来季の欧州カップ戦出場権を手にする可能性がある。ただし、出場大会の確定はまだ先になりそうだ。ヨーロッパリーグからカンファレンスリーグへの降格出場が発表されたが、パレス側はこの決定を不服として上訴している。

このような不透明な状況の中で、マテタの去就も揺れている。本人はステップアップを強く希望しており、名門ミランからの関心はキャリアの次の一歩と捉えているようだ。プレミアリーグでの実績と欧州の舞台での経験を武器に、より大きな挑戦を望む姿勢がうかがえる。

一方、クリスタル・パレスにとってマテタはチームの象徴的存在となっており、簡単には手放せない選手であるのも事実。FAカップ優勝による勢いを持続させるためにも、クラブは引き留めに全力を尽くすはずだ。

タヴォリエリ氏が報じる通り、両クラブ間の交渉やヨーロッパリーグ出場枠の確定状況によって、今後の動きは大きく左右されるだろう。マテタがサン・シーロで新たな挑戦に乗り出すのか、それともパレスのエースとしてもう一度欧州に挑むのか。