プレミア残留に向けて、リーズとサンダーランドがエヴァン・ゲサン争奪戦を展開か!?

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プレミアリーグが熱視線…エヴァン・ゲサン争奪戦、激化の一途をたどる Everton

来季のプレミアリーグを戦うにあたり、野心を隠さないクラブが動きを見せ始めた。昇格組のリーズ・ユナイテッドとサンダーランドが、OGCニースに所属するストライカー、エヴァン・ゲサンの獲得に本腰を入れていると、英『TBR Football』が報じている。

2023-24シーズンのプレミアリーグでは、レスター、イプスウィッチ、サウサンプトンといった昇格組がいずれも残留に失敗し、残留圏内とは二桁ポイント差という厳しい現実に直面した。来季、同じ道をたどらぬために、リーズとサンダーランドはすでに補強戦略を加速させている。特にフォワードの補強に関しては、確かな得点力を持つ選手の確保が急務だ。

フランス・リーグアンでプレーするゲサンは、昨季ニースでキャリアハイとなる12ゴールを記録。中央でもワイドでもプレーできる柔軟性を備えつつ、24歳にして年々成長を遂げているアタッカーだ。これまでにFCナントやスイスのローザンヌ・スポールでのプレー経験もあり、着実にステップアップを重ねてきた。

ニースでの通算得点率は約0.19。純粋なストライカーというよりは、試合状況に応じてポジションを自在に変えられる点が、イングランド勢の関心を集める理由でもある。

ゲサンの移籍金はおよそ2200万ポンドが想定されており、リーズとサンダーランドに加え、プレミアリーグのブレントフォードやジョゼ・モウリーニョが率いるフェネルバフチェも獲得に関心を示しているという。

プレミアリーグの壁を越えられるか?

リーズとサンダーランドにとって、プレミア残留は簡単なミッションではない。過去にも個人の得点力だけでは乗り越えられなかった例がある。2016-17シーズン、サンダーランドはジャーメイン・デフォーが15ゴールを決めながら最下位で降格。2022-23シーズンには、リーズがロドリゴ・モレノの13得点という奮闘もむなしく2部降格の憂き目に遭った。

だからこそ、ただ点が取れるだけの選手ではなく、チーム全体の連動性や前線からの守備への貢献、適応力が重要視される。ゲサンのような万能型ストライカーが重宝される理由がそこにある。

彼自身も、今夏の移籍市場での新天地を望んでおり、イングランド移籍には前向きと伝えられている。代理人は複数クラブと接触を図っており、プレミア参戦はもはや時間の問題とも言える状況。

誰が先に動き出すのか、それがリーズなのか、サンダーランドなのか。それとも、ブレントフォードやフェネルバフチェが一気に交渉をまとめるのか。