スカルビーニ獲得に動くニューカッスルとマンチェスター・ユナイテッド、アタランタは5000万ポンドを要求へ!

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スカルビーニ獲得に関心を示すニューカッスル…イタリアの逸材に揺れる移籍市場 Manchester United

今夏の移籍市場で注目を集めているのが、アタランタに所属するセンターバック、ジョルジオ・スカルビーニだ。2003年生まれのイタリア代表のセンターバックには、プレミアリーグの複数クラブが強い関心を寄せている。

『The i Paper』によれば、アタランタは移籍金として5000万ポンドを超えるオファーがなければ交渉に応じない方針を取っており、クラブの強気な姿勢が崩していない。その背景には、スカルビーニの契約が2028年まで残っていること、そしてチャンピオンズリーグ常連となったアタランタの経営的安定があるとされている。

すでにイタリア代表として8キャップを記録するスカルビーニは、同クラブの育成組織出身。年齢に似合わぬ安定感とビルドアップ能力で高い評価を得ており、アタランタとしては理想的には売却せずに新契約を結びたい意向だ。だが、今夏はその希望を保ちつつも、具体的な交渉に向けた準備を進めているとも伝えられている。

プレミア勢の争奪戦、資金面がカギを握る可能性も

特に動きを見せているのがニューカッスル・ユナイテッドだ。ACミランから以前サンドロ・トナーリを迎え入れた同クラブは、守備陣の再構築を進めており、スヴェン・ボットマンの度重なる負傷、ジャマール・ラッセルズの長期離脱、ダン・バーンやファビアン・シェアといったベテラン陣の年齢を考慮すると、センターバックの補強は喫緊の課題となっている。

すでにスカウトチームがスカルビーニの調査を進めており、選手自身もプレミアリーグでのプレーに前向きな姿勢を示しているようだ。なかでも、トナーリから受けるクラブやエディ・ハウ監督への評価が移籍の後押しとなっている可能性もある。

一方で、マンチェスター・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパー、さらにはユヴェントスや他のセリエAクラブもスカルヴィーニを長く注視している。今後のプレシーズン次第では、他クラブが本格的なオファーを提示してくる可能性もある。

なお、ニューカッスルはスカルビーニに加えて、マルセイユのレオナルド・バレルディやクリスタル・パレスのマルク・グエイの獲得も視野に入れているとされるが、現時点で最も熱心なのはスカルビーニに対してであることに疑いの余地はない。

プレミアリーグ移籍の噂が日に日に増すなか、アタランタと選手、そして関心を示すビッグクラブの思惑が交差し、この若きディフェンダーは夏の主役の一人となりそうだ。