アレハンドロ・ガルナチョに再接近するチェルシー、移籍市場で最も注目される攻防か

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アレハンドロ・ガルナチョがマンチェスター・ユナイテッド退団を決断も、プレミアリーグ残留を希望 Chelsea

チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドの間で新たな動きが熱を帯び始めている。若きアルゼンチン代表アレハンドロ・ガルナチョを巡り、チェルシーが再び本格的な交渉に乗り出したと、ギリスメディア『TBR Football』が報じている。

21歳のガルナチョは、すでに冬の移籍市場でも退団を希望しており、オールド・トラッフォードでの将来に見切りをつけている。代理人は他クラブとの接触を続けており、選手本人はイングランド国内でのプレー続行を望んでいる。実際、サウジアラビアから届いた高額オファーも断ったとされ、欧州内での移籍を優先しているそうだ。

チェルシーがこのウインガーに強いこだわりを見せる理由は明確。すでにジェイミー・ギッテンズやジョアン・ペドロ、エステバンといった選手を加えているが、ノニ・マドゥエケのアーセナル行きが決定的となったことで、前線の構成に再調整が迫られている。

クリストファー・エンクンクとジョアン・フェリックスの放出が検討されているほか、ミハイロ・ムドリクも負傷により戦列を離れる見込み。こうした事情が、ガルナチョという新たなオプションを確保したいというクラブの姿勢を後押ししている。

移籍金は£40m!アストン・ヴィラやバイエルンも関心

マンチェスター・ユナイテッドはガルナチョの評価額をおよそ4000万ポンドと見積もっており、チェルシーのみならず複数クラブが争奪戦に加わっている。

アストン・ヴィラもそのひとつで、ウナイ・エメリ監督がレオン・ベイリーの放出を視野に新たなウインガーの補強を進めている。とはいえ、モルガン・ロジャーズの売却には応じない姿勢を貫いており、バランスを取りながらの補強となりそうだ。

一方、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンも、今夏の攻撃陣強化の一環としてガルナチョに注目している。すでに問い合わせを行ったとの情報もあり、競争はさらに激化しそうだ。

ただし、関心が薄れつつあるクラブもある。トッテナム・ホットスパーはモハメド・クドゥスの補強に成功しており、ガルナチョは優先順位から外れた模様。ナポリもノア・ラングとダン・エンドイェにターゲットを絞りつつある。アトレティコ・マドリードは、本人が帰国に関心を示していたにもかかわらず、アレックス・バエナを獲得する方向で動いているという。

かつて話題となったラッシュフォードのシャツ着用騒動も、ガルナチョのパーソナリティを象徴する出来事として記憶に残る。チームメイトに対する敬意か、若さゆえの行動か。どちらにしても、この冬から退団話が頻繁に巻き起こっていただけに、次なるクラブはどこになるのか興味は尽きない。