コナー・ギャラガー、プレミア復帰に前進か?ニューカッスルが本格交渉の可能性も

スポンサーリンク
コナー・ギャラガー、プレミア復帰に前進か?ニューカッスルが本格交渉の可能性も Newcastle United

ノッティンガム・フォレストからスウェーデン代表FWアントニー・エランガを獲得したニューカッスル・ユナイテッドは、中盤強化に向けた動きを加速させている。スペインの強豪アトレティコ・マドリードに所属するイングランド代表MFコナー・ギャラガーに対し、プレミアリーグ復帰を実現させる現実的なチャンスが生まれていると、スペイン紙『Mundo Deportivo』が伝えている。

チェルシーからの移籍金約3400万ポンドでアトレティコに加入してから1年。公式戦50試合に出場した実績は残したものの、スタメンでの起用は限定的だった。特にクラブワールドカップでは先発が1試合のみにとどまり、ハーフタイムでの途中交代という扱いもあって、チーム内での評価に変化が生じているようだ。

アトレティコ側は選手としての姿勢を高く評価しつつも、オファー次第では放出を容認する構えを見せている。報道によれば、クラブは約4000万ユーロの移籍金を設定している模様で、これは昨年支払われた額とほぼ同等。価格が大きく変動していないことも、複数のクラブにとって魅力的な状況と言える。

本人もまたプレミアリーグへの復帰を望んでおり、すでに代理人を通じて母国のクラブに対して打診を開始。名前が挙がっているクラブにはアストン・ヴィラ、ノッティンガム・フォレスト、そしてニューカッスルが含まれている。中でも、エディ・ハウ監督がギャラガーに以前から高い評価を寄せていたという点は見逃せない。

チャンピオンズリーグへの布石となるか?

来季のチャンピオンズリーグ出場を決めたニューカッスルにとって、中盤の強化は急務の課題。ハウ監督が求めるのは、前線と守備をつなぐタフなボックス・トゥ・ボックス型のMFであり、ギャラガーの運動量とフィジカルはまさに理想のプロフィールに合致する。

プレミアリーグでの経験値に加え、スペインでの1年間で欧州の舞台にも慣れたギャラガーは、新シーズンのニューカッスルにとって即戦力となり得る存在だ。特にハードワークと推進力を兼ね備えたプレースタイルは、チームの戦術に柔軟性をもたらすだろう。

一方で、現時点ではいずれのクラブからも正式なオファーや具体的交渉には至っていないとされており、市場の動きは比較的静かなまま。しかし、選手本人が強く母国復帰を望んでいる以上、交渉再開の可能性は十分に残されている。

移籍市場が佳境を迎える中、ギャラガーの去就はますます注目を集めるだろう。彼の決断が、ニューカッスルの中盤、さらには自身のキャリアにどのような未来をもたらすのか。目が離せない数週間が、今まさに始まろうとしている。