エキティケ争奪戦に火花、ユナイテッドやニューカッスル動く…リヴァプールはイサクの去就次第

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リバプール、攻撃陣刷新へ!スロット体制の最優先ターゲットはウーゴ・エキティケか Liverpool

フランクフルトに所属するストライカー、ウーゴ・エキティケの去就が、ついに熱を帯び始めている。昨シーズンに公式戦22ゴール12アシストと圧巻の数字を残したフランス人フォワードには、欧州の複数クラブが関心を寄せており、プレミアリーグ勢の動きが加速している。

英『CaughtOffside』によれば、マンチェスター・ユナイテッドはすでに選手本人および代理人と接触しており、具体的な条件を詰める段階に入ったという。1億ユーロとされる高額な移籍金を巡っては、現金に加えて選手を含めた交換案も検討されているようだ。

ルベン・アモリム監督の下で攻撃の再構築を進めるユナイテッドにとって、前線の軸となり得る選手の確保は急務。すでにフランクフルトとの交渉ルートを築いており、他クラブに先んじて本格的なアプローチを開始した格好だ。

一方で、以前から関心を報じられていたリヴァプールの動きはやや鈍化している模様だ。エキティケをヌニェスの代替候補と見ていたとする情報を伝えているが、現時点ではその優先順位が下がっている。

リヴァプールの大本命ターゲットは依然としてニューカッスルFWアレクサンデル・イサク。今後再び関心を強めるには、ニューカッスルが門を閉ざすことが必要となる。また、ヌニェスの売却なしには、どちらの選手も獲得できないだろう。

ニューカッスルは3度目の正直を狙う

ニューカッスル・ユナイテッドもまた、エキティケの獲得に強い関心を示しているクラブの一つだ。過去2度にわたって獲得に失敗しているものの、今回は補完的な役割を担うアタッカーとして改めてリストアップしている。

ニューカッスルは高額な移籍金にも柔軟な支払いスキームで応じる構えを見せており、アレクサンデル・イサクと共存できるタイプの選手として、エキティケを高く評価しているという。すでに8000万ユーロものオファーを提示したが、ドイツのクラブはさらなる値上げを要求している。

フランクフルトはサウジアラビアのクラブ、アル・ヒラルからの関心も受けており、1億ユーロの要求額に近づける可能性がある。しかし、エキティケ本人は欧州でのキャリア継続を希望しており、プレミアリーグでのステップアップを優先する意向が強いとされる。

攻撃面で大きな武器となり得るエキティケの将来に、イングランドのクラブが多額の投資を辞さない構えを見せるなか、この争奪戦は夏の移籍市場でも最も注目度の高いものの一つとなっている。ユナイテッドがそのまま主導権を握るのか、それともニューカッスルが再挑戦を成功に変えるのか。あるいはリヴァプールが水面下で再浮上する可能性も否定できない。

いずれにせよ、プレミアリーグのビッグクラブがエキティケをめぐって展開する動きは、今後の移籍市場の趨勢を占ううえでも見逃せない展開となりそうだ。