アーセナルの路線変更で、プレミアリーグで注目高まるベンヤミン・シェシュコ!

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アーセナル、ベンヤミン・シェシュコ獲得目前か?7500万ユーロで合意間近 Chelsea

例年以上に各国で多くのゴールを奪っていたストライカーを巡る動きが活発な今夏の移籍マーケットにおいて、点取り屋を狙うプレミアリーグの複数クラブにとって、ベンヤミン・シェシュコの動向は見逃せないトピックとなっている。

RBライプツィヒでの成長著しい22歳のスロベニア代表フォワードは、2024-25シーズンに公式戦21ゴールをマーク。欧州トップレベルでの競争にも適応しており、次なるキャリアステップとしてイングランド上陸を強く意識していると見られている。

そんな中、争奪戦の構図に大きな変化が生まれた。英『TBR Football』によれば、長らく最有力候補と見られていたアーセナルが、スポルティングCPのヴィクトル・ギェケレシュ獲得に舵を切ったことで、シェシュコの去就は新たな局面を迎えているという。

RBライプツィヒが設定する9000万ユーロという高額な移籍金がネックとなり、アーセナルはギェケレシュ一本に絞る決断を下した。ギェケレシュ自身も退団の意志を明かしており、スポルティングとの交渉も最終段階に入っているとされている。

ビッグクラブが動向を注視!争奪戦は再加熱か

アーセナル撤退の報を受け、シェシュコの代理人はすでにプレミアリーグ内の複数クラブと接触を開始している。英『TBR Football』のグレアム・ベイリー記者によると、リヴァプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルといったクラブが状況の説明を受けており、いずれも来季に向けた前線の強化を検討しているそうだ。

シェシュコ本人は、アーセナル移籍が潰えたことに落胆しつつも、現在はより広い視野で選択肢を見極めている段階だ。ドイツ残留も完全に排除してはいないが、プレミアリーグでの挑戦に強い関心を示しているとされる。

なお、彼は昨年の夏にもアーセナルからのオファーを断り、RBライプツィヒ残留を選んだ経緯がある。『Nogomania』のインタビューでは「焦らずに成長を選びたかった」と語っており、当時の決断を誇りに思っていた。しかし今夏、そのスタンスに変化が生まれていることは明らかだ。

21ゴールという実績が示す通り、ゴール前での冷静さと身体能力の高さは際立っており、プレミアリーグのスタイルにもしっかりと適応できるポテンシャルを持っている。特にリヴァプールやユナイテッドなど、前線に新たなオプションを加えたいクラブにとっては、シェシュコは貴重なターゲットとなり得る。

今後の焦点は、どのクラブが具体的な動きを見せるかという点に移っていくだろう。ライプツィヒは即時の売却に必ずしも前向きではないが、適正なオファーが届けば交渉に応じる可能性は十分ある。

まだ本格的な交渉には至っていないものの、ベンヤミン・シェシュコを巡る争奪戦は今後さらに熱を帯びていくはずだ。プレミアリーグの各クラブにとって、未来のエース候補を手中に収めるチャンスが目の前に広がっている。