移籍市場の本格化に伴い、プレミアリーグを舞台としたGKの動向に注目が集まっている。そんな中、マンチェスター・シティとバーンリーの間で、興味深いスワップディールの可能性が報じられた。物語の中心にいるのは、バーンリーに所属する若手GK、ジェームズ・トラッフォードだ。
マンチェスター・シティは、アカデミー出身のこの守護神を買い戻す構えを見せている。英『talkSPORT』によれば、トラッフォードには4000万ポンドのバイバック条項が設定されており、クラブはその権利を行使する可能性を真剣に検討しているようだ。
トラッフォードは2022年にバーンリーへと完全移籍したが、その後もイングランドU-21代表としての活躍が目立ち、再びビッグクラブからの関心を集めている。仮にシティへの復帰が実現すれば、トップクラブでの新たな挑戦に繋がる大きなキャリア転換点となるだろう。
オルテガ放出の可能性が鍵!バーンリーは後任確保へ
一方で、単なる買い戻しでは話は終わらない。英『talkSPORT』は、バーンリーがトラッフォードの後任候補として、シティの第2GKであるシュテファン・オルテガに関心を寄せていると報じている。
オルテガは、正守護神エデルソンのバックアップという立場ながらも、公式戦56試合に出場し、うちプレミアリーグでは25試合でゴールを守るなど、高い安定感を見せてきた。来夏に契約満了を迎えることから、シティ側としても今夏の売却か延長交渉かという判断を迫られている。
グアルディオラ監督がどのような判断を下すかに注目が集まる中、現地ではオルテガをスワップ要員として交渉に含める可能性も指摘されている。これが実現すれば、トラッフォード獲得にかかる実質的なコストを軽減できる一方で、バーンリーは即戦力のGKを確保できるという、双方にとって理にかなった取引となるだろう。
とはいえ、この動きはまだ初期段階。オルテガがディールに含まれるかどうかは流動的であり、バーンリーが具体的に動き出すのはトラッフォードの退団が現実のものとなった後になりそうだ。