ヨアネ・ウィサに2500万超の再オファー準備か?ニューカッスルの狙いは変わらず…

スポンサーリンク
ウィサが今夏のブレントフォード退団を猛プッシュ!トッテナムとノッティンガムが争奪戦 Brentford

イヴァン・トニーがサウジアラビアに移籍して以来、ブレントフォードの前線を支え続けてきたヨアネ・ウィサを巡って、プレミアリーグのクラブが熱視線を送っている。今夏、その中心にいるのはニューカッスル・ユナイテッドだ。

英『Sky Sports』によれば、ニューカッスルはすでに2500万ポンドのオファーを提示したが、ブレントフォード側はこれを即座に拒否。だが、同クラブは交渉の余地が残されていると考えており、再び条件を引き上げたオファーを提示する意向を持っているという。

ウィサ自身も移籍に前向きな姿勢を見せており、チャンピオンズリーグ出場を視野に入れて行動を始めている。報道によれば、ブレントフォードのプレシーズン合宿から離脱し、クラブ幹部との直接交渉のため英国に戻っているとのこと。

契約は残り1年だが、1年間の延長オプションが含まれているため、ブレントフォードが完全に主導権を失っているわけではない。

なお、ニューカッスル以外にもノッティンガム・フォレストが同様の金額を提示していたが、こちらもブレントフォード側に断られている。クラブとしては、昨季チームに39ゴールをもたらしたウィサとブライアン・ムベウモの同時退団だけは避けたいのが本音だ。

主力放出続くブレントフォード…正念場を迎える夏

ブレントフォードはすでに今夏、大きな変化に直面している。ムベウモのマンチェスター・ユナイテッド移籍により、最大で7100万ポンドを得た一方で、前線の厚みは明らかに薄くなった。さらに、トーマス・フランク監督もトッテナム・ホットスパーに行き、クラブは再構築の真っただ中にある。

新たに監督に就任したキース・アンドリュースと、フットボールディレクターのフィル・ジャイルズには、ウィサを残留させるという難題が突き付けられている。ニューカッスルに移籍した場合、アレクサンデル・イサクとのポジション争いを避けられず、現状のような出場時間を確保できる保証はないという点を武器に、説得を試みることになるだろう。

しかし、ウィサの頭にはチャンピオンズリーグの舞台がある。昨季、トニー不在の穴を埋める形でメインのストライカーを務め、プレミアリーグでオープンプレーから19ゴールという印象的な数字を残した。本人にとってはキャリアの次のステップを踏むべきタイミングと考えてもおかしくはない。

これまでに、ニューカッスルはノッティンガム・フォレストからアンソニー・エランガを5500万ポンドで獲得し、スペインのマラガからアントニオ・コルデロをフリーで確保している。

今夏の移籍市場は、複数のクラブと選手の思惑が交錯する高度な駆け引きが展開されている。ヨアネ・ウィサがどのユニフォームを着ることになるのか、答えが出る日はそう遠くない。