メフディ・タレミにプレミア勢が熱視線?フルハム、リーズ、ウェストハムが争奪戦に名乗り

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インテルで失意のシーズン、メフディ・タレミにノッティンガム・フォレストが関心 Fulham

インテルに所属する33歳のイラン代表FWメフディ・タレミを巡る動きが活発化している。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』の報道によれば、プレミアリーグのフルハム、ウェストハム、そして昇格組のリーズ・ユナイテッドがタレミ獲得を本格的に検討しているという。

ポルトでの輝かしい実績を引っ提げてインテル入りを果たしたタレミだったが、セリエAの舞台では本領を発揮できていない。昨季は全大会通算43試合に出場したものの、3得点9アシストと控えめな数字に終わっている。

それでもイラン代表では通算53得点を誇り、得点力に陰りは見られない。現在インテルでは構想外とされており、クラブ側も約800万ユーロでの放出を容認する構えだ。

ストライカー不足に悩む3クラブの現状

まずフルハムは、カルロス・ヴィニシウスの退団により前線の層が一気に薄くなった。期待の若手ロドリゴ・ムニスはまだ発展途上であり、即戦力となる経験豊富なストライカーが不可欠となっている。タレミの名が候補として浮上するのも自然な流れと言えるだろう。

一方でリーズ・ユナイテッドは、今季からプレミアリーグに復帰したばかりのクラブだが、前線の再編が急務とされている。指揮官ダニエル・ファルケは、ベテランのパトリック・バンフォードを構想から外し、若手マテオ・ジョゼフにも退団の可能性があると示唆している。

すでにリーズはタレミに対して具体的な照会をインテル側に行っていると報じられており、前線の柱として迎え入れる準備を進めている。

そしてウェストハムは、昨季ニクラス・フュルクルクの加入にもかかわらず得点力不足が解消されず、エヴァン・ファーガソンも思うようなインパクトを残せなかった。今夏は確実にゴールを奪えるストライカーの補強が不可避であり、タレミの実績と価格のバランスが魅力となっている。

イラン代表での得点記録が物語るように、タレミのフィニッシュ能力は依然として高水準にある。ポルト時代には欧州の舞台でもコンスタントに結果を残しており、クラブの戦術や役割次第で再び輝く可能性は十分にあるだろう。

とりわけリーズ・ユナイテッドのような昇格組にとっては、経験豊かな点取り屋の存在は残留争いを左右する鍵となる。フルハムやウェストハムにとっても、コストパフォーマンスに優れた補強となるのは間違いない。