レアル・マドリードが狙うロドリ…シティの中盤支配者に前代未聞の大型オファー浮上

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レアル・マドリードが狙うロドリ…シティの中盤支配者に前代未聞の大型オファー浮上 Manchester City

ヨーロッパ屈指の実力者を巡る驚きの動きが見られるかもしれない。舞台はプレミアリーグ王者マンチェスター・シティと、ラ・リーガを代表するレアル・マドリード。対象となっているのは、ペップ・グアルディオラ体制における絶対的なキーマン、ロドリだ。

スペイン紙『Fichajes』によれば、レアル・マドリードはこのスペイン代表MFの獲得に向けて、選手2名と巨額の現金を含むパッケージを提示する構えのようだ。具体的には、エドゥアルド・カマヴィンガとロドリゴに加え、4000万ユーロを加えた大胆な条件を用意している。

すでにトニ・クロースやルカ・モドリッチら一時代を支えた選手たちが相次いでチームを離れ、急激に若返り始めた中盤の再構築を狙うレアルにとって、試合のリズムを掌握するロドリは理想的な存在。

今季からチームを率いるシャビ・アロンソにとっても、自身のスタイルをピッチに投影する上で最適なピースと見なされている。

一方、グアルディオラ監督にとってロドリは欠かせない存在であり、その重要度は昨季のチーム状況が証明している。バロンドール受賞者であるこのMFが長期離脱した序盤戦、シティは本来のパフォーマンスを発揮できず、最終的に主要タイトルを一つも獲得できなかった。

こうした背景もあり、クラブはあらゆる条件をもってしても、ロドリの放出には応じないと見られている。

重要なのはロドリの意志…古巣リーグへの帰還に揺れるか

レアル・マドリードは、ロドリ以外にもアレクシス・マック・アリスターやエンソ・フェルナンデスの名前をリストアップしているが、いずれも第1候補ではない。補完的な選択肢にすぎず、あくまでターゲットはロドリ一本に絞られている。

今回提示される可能性のあるカマヴィンガとロドリゴの2人は、いずれも将来を嘱望されるタレントであり、グアルディオラにとって魅力的なピースとなる可能性もある。ただ、それでもロドリの存在感には代えがたいものがあるのが実情だ。

移籍の実現には、当人の意志が大きな影響を与えることになるだろう。スペイン出身であるロドリにとって、再びラ・リーガの舞台に戻るという選択肢は、心情的に無視できるものではない。仮に本人が移籍を望んだ場合、シティとしても完全に拒否し続けることは困難になるかもしれない。

この夏、ヨーロッパのフットボールシーンで最も注目すべき駆け引きが、水面下で進行している。レアル・マドリードが未来の中盤を支配するために、シティの屋台骨を引き抜くことができるのか。それとも、グアルディオラが築き上げた王国は、簡単には崩れないのか。