ソン・フンミン、MLS行きは現実になるのか!?LAFCの動きとトッテナムの対応やいかに

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ソン・フンミン、MLS行きは現実になるのか!?LAFCの動きとトッテナムの対応やいかに Tottenham Hotspur

今夏の移籍市場で、再び韓国代表FWソン・フンミンの名前が話題の中心になっている。33歳となった韓国代表FWを巡り、メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFC(LAFC)が獲得に本腰を入れていると、『The Athletic』が報じた。

同メディアによれば、現時点で交渉に大きな進展はないものの、LAFC側は今もソンの獲得に向けて粘り強く動いているという。過去にはサウジアラビア勢やMLSクラブがソンをリストアップしていると伝えており、水面下では継続的な関心が存在していたと見られる。

LAFCは今夏、フランス・リールに移籍したオリヴィエ・ジルーの後釜探しに奔走しており、その最有力候補としてソンの名が挙がっている。

MLSでは、サラリーキャップ制度の例外として、最大3人まで特別枠での高額契約が可能な「アロケーション・プレイヤー制度」が存在する。LAFCはこの制度を活用し、韓国代表フォワードに対して巨額オファーを準備しているとのことだ。

ただし、トッテナムFWがMLSからのアプローチを断ったと報道も出回った時期もあり、移籍話は一時的に沈静化するかに見えた。だが、『The Athletic』はなおもLAFCとの関係を報じており、状況はなお不透明だ。

トッテナムでの功績と、去就を巡る決断の時

2015年にトッテナムへ加入して以来、ソン・フンミンは公式戦454試合に出場し、173ゴール101アシストという驚異的な数字を積み上げてきた。長年にわたりクラブの象徴として活躍し、2024年にはついに欧州カップタイトルも手にした。

しかし昨季のリーグ戦では30試合出場で7得点10アシストと、2015年から続いていた8シーズン連続の二桁得点記録が途切れた。年齢的にもキャリア終盤に差し掛かっているとの見方が強まっており、今後のキャリアをどう描くのかは本人の決断に委ねられている。

ソンとトッテナムの契約は2026年6月までだが、クラブ側はすでに本人の意向を尊重する姿勢を示している。去るも留まるも、最終的にはソン自身の選択次第となりそうだ。

仮にMLS行きが決まれば、ロサンゼルスFCで再び元チームメイトのウーゴ・ロリスとプレーすることになり、適応への不安は軽減されるだろう。また、MLSでプレーする9人目の韓国人選手となり、先人たちが築いた系譜を受け継ぐことにもなる。

今後、トッテナムはアジアツアーに出発し、8月3日にはソウルでニューカッスルとの親善試合が予定されている。仮に移籍が決まっても公式発表はツアー終了後になる可能性が高いと見ており、ファンとしてはしばらく目が離せない日々が続きそうだ。