エベレチ・エゼ、クリスタル・パレス退団が加速か…親友にアーセナル行きを伝える!?

スポンサーリンク
リヴァプールが再び動く可能性、エベレチ・エゼを巡ってアーセナルと激突か? Arsenal

クリスタル・パレスの背番号10が、いよいよノースロンドンへ羽ばたく時を迎えるのかもしれない。英『TBR Football』が伝えたところによれば、イングランド代表MFエベレチ・エゼは、この夏の移籍市場でアーセナルへの移籍を視野に入れているという。

同メディアによれば、エゼ本人が親しい友人たちに対し、パレスを離れアーセナルでプレーする決意を語ったとされており、その情報はクラブ間交渉の進展を裏付けるものとなっている。昨季、グラスナー監督の下でも活躍したエゼは、FAカップ制覇にも大きく貢献。卓越したドリブルと得点力は、ロンドン勢の中でも特にアーセナルのスカウト陣の目を惹いてきた。

トッテナムも一時は獲得に乗り出していたが、彼らは最終的にウェストハムのモハメド・クドゥス獲得に舵を切った。そうした中でアーセナルは、スポルティングCPのストライカー、ヴィクトル・ギェケレシュの獲得と並行して、エゼへの本格的なアプローチを続けている。

移籍戦線の二択…エゼかロドリゴか、アーセナルが迫られる決断

英『TBR Football』のグレアム・ベイリー記者によれば、アーセナルはすでにエゼ陣営と接触を重ねており、クリスタル・パレスとの交渉にも前向きな動きを見せているという。今夏中の移籍成立の可能性は高まっており、遅くとも8月末までには具体的な結論が出ると見られている。

ただし、アーセナルが狙うのはエゼだけではない。スペインの巨人レアル・マドリードに所属するロドリゴにも強い関心を寄せており、移籍戦線は二極化の様相を呈している。リヴァプールがロドリゴ獲得レースに割って入っていると報じており、アルネ・スロット監督率いるチームもすでに選手側と話し合いを行ったという。

アーセナルがエゼとロドリゴのどちらかを選ばざるを得ない状況にあることは、資金面やチーム編成の都合を考えれば自然な流れだ。どちらを選ぶにせよ、クラブの今後数シーズンを左右する大きな決断となる。

一方で、エゼを失うクリスタル・パレスにとっては試練の夏となるだろう。チームの象徴的存在となった彼の退団は、クラブ全体に与えるダメージが計り知れない。グラスナー監督の下で進化を続けるなか、その才能はまさに「唯一無二」と言える存在だった。

また、パレスは守備の要であるマルク・グエヒの流出も懸念しており、クラブは今夏に両選手を同時に失うことを強く拒んでいる。ただし、エゼ本人がアーセナル移籍を望んでいる以上、クラブ側も最後は選手の意向を尊重せざるを得ない可能性がある。

エゼの去就は、今夏の移籍市場でも特に注目を集めるトピックの一つとなりそうだ。攻撃の中心として確かな存在感を示してきた25歳のMFが、エミレーツ・スタジアムで新たな物語を描くのか。