シェシュコ争奪戦が激化!ニューカッスル優位も、ユナイテッドが土壇場逆転なるか

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アーセナル、ベンヤミン・シェシュコ獲得目前か?7500万ユーロで合意間近 Manchester United

ベンヤミン・シェシュコという名前が、今夏の移籍市場で最も熱い議論を呼んでいる。RBライプツィヒの22歳ストライカーを巡り、ニューカッスル・ユナイテッドとマンチェスター・ユナイテッドが火花を散らす中、この争奪戦は選手獲得競争を超えた、プレミアリーグ勢力図の大変動を予感させる展開となっている。

ジャーナリストのニコラ・シラ氏が爆弾級の情報を投下。シェシュコがニューカッスルと2030年までの5年契約で原則的な合意に達したというのだ。マグパイズは既にアレクサンデル・イサクのリバプール移籍が濃厚視される中、その代替選手として白羽の矢を立てたシェシュコ獲得に向け、着実に歩を進めている。

しかし、この移籍を巡る状況は決して単純ではない。ブンデスリーガのインサイダーであるクリスチャン・ファルク氏によると、ライプツィヒは当初設定した8000万ユーロのリリース条項を下回る7000万ユーロでの移籍を受け入れる姿勢を見せているという。この柔軟な対応が、複数クラブによる争奪戦を更に激化させる要因となっている。

マンチェスター・ユナイテッドの逆転シナリオ

オールド・トラッフォードのクラブも手をこまねいているわけではない。ルベン・アモリム監督の3-4-2-1フォーメーションを機能させるため、真のNo.9を渇望するユナイテッドにとって、シェシュコは理想的なターゲットだ。

ドイツ人ジャーナリストのグイド・シェーファー氏は興味深い情報を提供している。シェシュコ本人は依然としてオールド・トラッフォードでのプレーを強く望んでおり、ニューカッスルとの合意があっても、ユナイテッドが本格的に動けば状況は一変する可能性があるというのだ。

重要なのは、ニューカッスルがまだRBライプツィヒに正式オファーを提出していない点。原則合意は成立しているものの、クラブ間交渉は未だ開始されておらず、ユナイテッドが土壇場で割って入る余地は十分に残されている。こ

そんな中、元ユナイテッドの鉄壁センターバック、リオ・ファーディナンドが衝撃的な発言で波紋を呼んでいる。彼はシェシュコ獲得に真っ向から反対し、経験不足を痛烈に批判した。ホイルンド、ザークツィーに加えて、若手フォワードを抱えるユナイテッドに必要なのは、彼らが見習える経験豊富なストライカーだというのがファーディナンドの持論だ。

代替案として挙げたのがアストン・ヴィラのオリー・ワトキンスだ。プレミアリーグで結果を残し続ける実績十分のイングランド代表FWは、確かにユナイテッドの即戦力として機能するだろう。しかし、ファーディナンドの真の狙いは別にあった。

彼が全財産を投じてでも獲得すべきと熱弁を振るったのは、ブライトンの若きミッドフィールダー、カルロス・バレバ。

アモリム戦術に完璧にフィットする身体能力とテクニック、プレミアリーグでの実績を兼ね備えた21歳は、まさにユナイテッドが求める理想的な補強ポイントだというのがファーディナンドの分析だ。2023年に2600万ポンドでブライトンに加入したバレバは、昨シーズンプレミアリーグ34試合に出場し、その万能性を証明している。

連鎖する移籍の波紋

シェシュコ移籍を巡る動向は、他の選手たちの運命にも大きな影響を与えている。ニューカッスルがシェシュコ獲得に成功すれば、イサクのリバプール移籍が現実味を帯びる。既にアンフィールドサイドは最初のオファー準備を進めており、イサクは攻撃陣再構築の核となる存在だ。

さらにニューカッスルは、ブレントフォードのヨアネ・ウィサ獲得にも本腰を入れている。コートジボワール代表ウィンガーは既にブレントフォードでのプレー継続を拒否する姿勢を明確にしており、ニューカッスル移籍への強い意欲を示している。

今夏の移籍市場において、シェシュコという一人の若きストライカーを巡る争奪戦が、これほど多くのクラブ、選手の運命を左右する展開となるとは誰が予想しただろうか。ニューカッスルの着実なアプローチか、ユナイテッドの土壇場逆転劇か。