マンチェスター・ユナイテッドがベンヤミン・シェシュコ獲得交渉を加速!ニューカッスルとの一騎討ちに…

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マンチェスター・ユナイテッドがベンヤミン・シェシュコ獲得交渉を加速!ニューカッスルとの一騎討ちに… Manchester United

オールド・トラッフォードに新たな点取り屋の到来が現実味を帯びてきた。マンチェスター・ユナイテッドがオリー・ワトキンスとベンヤミン・シェシュコを優先ターゲットとして新ストライカー探しを続けているという最新情報が伝えられる中、RBライプツィヒの22歳スロベニア代表ストライカー、ベンヤミン・シェシュコへの本格的なアプローチが始まっている。

ルベン・アモリム監督体制下で攻撃陣の大幅な再構築を進めるマンチェスター・ユナイテッドにとって、得点の取れるフォワード確保は避けられない。昨シーズンは不本意なシーズンを過ごしており、新時代の象徴となるNo.9の誕生を意味する。

英『talkSPORT』によると、ユナイテッドのスカウト部門トップであるクリストファー・ヴィヴェルが主導し、首席交渉官マット・ハーグリーブスがドイツに到着するなど、クラブは迅速な行動に移している。

この動きの背景には、アモリム監督の戦術構想がある。現在のユナイテッドに不足しているのは、現代サッカーの要求に応える多面性を持った真のNo.9。シェシュコはその理想像に最も近い存在として浮上している。

身長195cmの恵まれた体格を活かしたエアバトルの強さ、そして意外なほどの足元の技術とスピードを併せ持つ彼は、アモリムが求める3-4-2-1システムの頂点に君臨するにふさわしい資質を備えている。

シェシュコ獲得を巡る激しい競争と価格交渉の現実

マンチェスター・ユナイテッドとニューカッスル・ユナイテッドがRBライプツィヒからの22歳スロベニア代表ストライカーの獲得に向けて動いている状況下で、移籍金は70億円に迫る可能性が高い。以前、ライプツィヒがアーセナルに提示した80億円超の価格設定から考えると、この金額は現実的な落とし所と言えるだろう。

興味深いのは、シェシュコがマンチェスター・ユナイテッドへの移籍に前向きで、来季のヨーロッパ大会への出場権がないにも関わらず移籍を望んでいるという情報だ。これは単純な名声や待遇以上に、アモリム監督のプロジェクトとクラブの将来性に魅力を感じていることの表れと見て良いだろう。

一方、ニューカッスルは今移籍期間で既に主要ターゲットを複数逃しており、シェシュコ獲得でも後手に回ることへの危機感を募らせている。しかし、ユナイテッド側も楽観視はできない。クラブ内部では、プレミアリーグでの経験豊富な選手を取るか、シェシュコのような高いポテンシャルを持つ若手を選ぶかで議論が続いているのが現状だ。

シェシュコの魅力は数字にも表れている。今シーズンのブンデスリーガでは18試合で8ゴール4アシストを記録し、チャンピオンズリーグでも6試合で2ゴールを挙げるなど、ビッグマッチでの勝負強さも証明済みだ。

アモリム構想の完成へ:攻撃陣再構築の最終段階

セスコ獲得が実現すれば、アモリム監督の攻撃陣再構築プロジェクトは最終段階に入る。すでに高額な移籍金を支払い、攻撃的タレントに投資しているユナイテッドだが、真のNo.9の獲得こそが最重要課題だった。

同時進行する放出計画も見逃せない。ジェイドン・サンチョはボルシア・ドルトムントが再獲得を検討しており、約17億円で獲得可能とされる。また、アレハンドロ・ガルナチョも移籍を希望し、アストン・ヴィラが関心を示している。これらの放出により、シェシュコ獲得に必要な資金調達も現実的になってくる。

興味深いのは、オリー・ワトキンスという選択肢も併存していることだ。アモリム監督はワトキンスを好む傾向があるとされ、ヴィラの60億円の評価額を下回るオファーを検討している。しかし、プレミアリーグでの実績があるワトキンスと、将来性に賭けるシェシュコ、どちらを選ぶかは戦略的な分岐点となる。

この決断は、ユナイテッドが即戦力による短期的成功を求めるのか、それとも長期的なプロジェクトの成功に賭けるのかを示すバロメーターでもある。シェシュコの年齢を考えれば、今後7-8年はクラブの顔として活躍し続ける可能性があり、投資対効果の面では魅力的だ。

アモリム監督の手腕が真価を問われる局面が近づいている。シェシュコという才能をオールド・トラッフォードに呼び込むことができれば、ユナイテッドの復活はより確実なものとなるだろう。