ファブリツィオ・ロマーノが報じる…マリック・ティアウ、4000万ユーロでニューカッスル移籍が近づく!

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ファブリツィオ・ロマーノが報じる…マリック・ティアウ、4000万ユーロでニューカッスル移籍が近づく! Newcastle United

ニューカッスル・ユナイテッドが長らく熱視線を送り続けてきたACミラン所属のドイツ代表ディフェンダー、マリック・ティアウの獲得が現実のものとなりそうだ。

移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏が最新報告で明かしたところによると、マグパイズは4000万ユーロ規模の新たなオファーを提示し、交渉が急速に進展している。この数字は、ミランが当初設定していた3500万から4000万ユーロの評価額上限に到達するもので、両クラブ間での合意成立が目前に迫っていることを示唆している。

ティアウ自身も既にニューカッスルとの4年契約で個人合意に達しており、移籍に対する強い意欲を示している。選手側からのゴーサインが交渉進展の重要な推進力となっているという。

194センチの長身を活かした空中戦での圧倒的な強さと、現代サッカーに不可欠なビルドアップ能力を兼ね備えた24歳のセンターバックは、エディ・ハウ監督が描く戦術構想において、スヴェン・ボットマンとの理想的なコンビネーション形成が期待されている。

ハウ監督の執念が実る、運命の瞬間

昨夏からマリック・ティアウ獲得に執念を燃やし続けてきたハウ監督にとって、この移籍は特別な意味を持つ。監督はACミランと対戦した際にマリック・ティアウのプレーを間近で観察し、「とても良い選手だ」と公言。当時はマルク・グエイ獲得を優先したため実現しなかったが、今夏ついにその機会が巡ってきた格好である。

ニューカッスルの守備陣は深刻な世代交代の時期を迎えている。ファビアン・シェア、ダン・バーン、ジャマール・ラッセルズらベテラン勢が30代になっており、ボットマンの度重なるケガも不安材料として横たわる。そんな状況下でマリック・ティアウの加入は、まさに救世主の到来と言えるだろう。

しかし、この移籍劇には最後まで気の抜けない要素が残されている。新たにミランの指揮を執ることになったマッシミリアーノ・アッレグリ監督はマリック・ティアウの残留を強く希望している。

プレシーズンでの選手のパフォーマンスに感銘を受けたアッレグリは、3バックシステムにおけるマリック・ティアウの重要性を高く評価している。それでも、ヨーロッパカップ戦出場権を逃したミランにとって、資金調達は急務の課題であり、クラブ上層部は売却に前向きな姿勢を見せているという。

ロマーノの最新アップデートでは、「計画通りに進めば、Here we goが間もなく発表される可能性が高い」と結ばれており、移籍発表のカウントダウンが始まったことを強く印象づけている。マリック・ティアウにとってもニューカッスル移籍は、チャンピオンズリーグでのプレー継続と、かつてのチームメイトであるサンドロ・トナーリとの再会という魅力的な要素が揃っている。

この夏、なかなか思うように補強が進まず苦戦を強いられてきたニューカッスルにとって、マリック・ティアウ獲得は流れを変える重要な一歩となる。

長身から繰り出される正確なパスワークと、プレミアリーグの激しさにも対応できるフィジカルの強さを兼ね備えた逸材の加入により、来季に向けた戦力整備に弾みがつくことは間違いない。ファンが待ち望んだビッグネームの獲得が、ついに現実のものとなる日が近づいている。