移籍マーケットの締切が迫る中、各クラブの動きがふたたび活発になってきた。エベレチ・エゼをトッテナムから強奪したアーセナルはさらなる補強に着手し、バイエル・レバークーゼンDFピエロ・インカピエが、アーセナル移籍に原則合意間近となったと、ベン・ジェイコブズ氏が伝えた。
Arsenal now close to an agreement in principle with Leverkusen for Piero Hincapie after further progress on Thursday. Confidence a deal can be agreed in the next 24 hours.
— Ben Jacobs (@JacobsBen) August 29, 2025
Hincapie contingent on outgoings with Jakub Kiwior set to join Porto and other exits anticipated.🔴 pic.twitter.com/YEhx7APoU4
インカピエがアーセナルにもたらす戦術的転換点
スプリントと空中戦に長け、足元の正確性にも優れる彼は、“攻撃性と安定性の融合”という現代守備の中核にぴたりとはまる存在だ。バイエルン戦績では1試合あたりのインターセプト、クリアランス、さらにはエアリアル・デュエル勝率が上位に君臨しており、数字が示す説得力は明快。
ただのバックアップではなく、次なるレギュラー候補として、戦術的な柔軟性と構成力を高めるピースになってくれるはずだ。
夏の補強戦略を象徴せよ
アーセナルは今夏、スビメンディ、モスケラ、エゼらを迎え、チャンピオンズリーグ本気度を露わにしてきた。インカピエ獲得はその集大成かつ未来への投資だ。クラブは、6000万ユーロの解除条項に近い条件を求められる中、5000万ユーロ程度でのローン+買取義務を提示。しかも、選手自身が「4500万未満の実現も望む」とレバークーゼンに伝えたという。
ヤクブ・キウィオルがポルトへの移籍が決定した今、守備ラインに迎え入れる動きが活発化しておる。時間との勝負でもあり、アーセナルは週末中の合意を社内で目標に設定しているようだ。
個人的な見解
この補強を単なる守備の強化とは捉えていない。これはアーセナルが長年求めてきた“攻撃と守備の融合”の扉をこじ開けるターニングポイントとなり得る。
若さ、新たな身体能力、戦術理解の高さ…インカピエにはそれらが揃っている。彼がエミレーツでその潜在力を解放すれば、アーセナルの未来図は確実に色鮮やかになる。
そして何より、データと熱狂の両方を持ち込んでくれるこの補強は、われわれメディアにとっても語れる物語が増える宝庫である。ピエロ・インカピエという名前が、長いシーズンの語り草になるその日。私は胸の鼓動を高めながら、その瞬間を待ちたい。