移籍市場最終盤の大逆転!チェルシーがブオナノッテ争奪戦でリーズやドルトムントらを出し抜きか

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移籍市場最終盤の大逆転!チェルシーがブオナノッテ争奪戦でリーズやドルトムントらを出し抜きか Chelsea

移籍市場の大詰めを迎えた8月29日、想像を絶するどんでん返しが勃発した。リーズ・ユナイテッドも狙っていたファクンド・ブオナノッテが、予定されていたヨークシャー行きフライトへの搭乗を拒否。代わってチェルシーが電撃的に交渉の最前線に躍り出た。

ファブリツィオ・ロマーノ氏がX(旧Twitter)で投稿した内容は、移籍市場ウォッチャーたちを騒然とさせている。

レスター・シティで魅せた破壊的なパフォーマンスが、プレミアリーグ王者の心を射止めた格好。降格チームながら31試合で5ゴール2アシストを記録し、チーム内得点ランキング2位に名を連ねた実績は、若干20歳の選手としては異次元の数値である。

90分あたり0.42のゴール関与率は、攻撃的ミッドフィルダーとして理想的な貢献度を示している。Expected Goals(xG)5.22という数値は、プレミアリーグ全体でも上位15パーセントに位置する得点効率の高さを物語る。28本のシュートから5ゴールを奪った決定力は、5.6本に1ゴールという驚異的な確率だ。

ブオナノッテ争奪戦で浮き彫りになったチェルシーの”ブライトン戦略”

チェルシーのブオナノッテ獲得交渉は、戦力補強の枠組みを飛び越えた壮大なプロジェクトの一環だ。モイセス・カイセド、マルク・ククレジャ、ジョアン・ペドロ、ロベルト・サンチェスに続く5人目のブライトン出身選手として、スタンフォード・ブリッジがまたしてもシーガルズの巣から逸材を引き抜こうとしている。

ブライトンが2000万ポンドでの完全移籍オファーを拒否し、ローン移籍のみを容認している背景には、選手の将来価値への揺るぎない確信がある。2028年まで契約を更新したばかりの原石を、安売りするつもりは微塵もない。

アルゼンチンU-20ワールドカップ制覇メンバーとしての国際経験も、チェルシーにとって魅力的な要素だ。移籍濃厚と見られるアレハンドロ・ガルナチョと同じ南米系タレントの獲得により、エンツォ・マレスカ監督の構想する多国籍攻撃陣がさらに厚みを増す。

移籍締切間近の電撃逆転が示すビッグクラブの影響力

リーズ・ユナイテッドが用意した専用フライトへの搭乗拒否は、移籍市場の残酷さを象徴する出来事となった。エランド・ロードへの移籍が既定路線と見なされていただけに、チェルシーの横槍は青天の霹靂だった。

ダニエル・ファルケ監督の下でのプレミアリーグ挑戦よりも、チャンピオンズリーグ出場権を持つチェルシーでの飛躍を選んだブオナノッテの判断は、野心の表れでもある。

ボルシア・ドルトムント、ウェストハム・ユナイテッド、さらにはリヨンまでもが関心を寄せていたが、チェルシーの参戦で勝負は決した模様。

レスター・シティでのシーズンを通じ、ブオナノッテは英国サッカーへの順応性を存分に証明した。フィジカルコンタクトの嵐が吹き荒れるプレミアリーグで、90分あたり2.16回のファウルを受けながらも、ボール奪取成功率では上位グループに食い込む粘り強さを発揮。

右ウイングでの起用が中心だったが、攻撃的ミッドフィルダーや左サイドでも機能する万能性は、ローテーション重視のチェルシーには願ってもない特徴だ。

個人的な見解

今回の移籍劇を目の当たりにして、チェルシーの長期戦略の巧妙さに改めて感服している。シャビ・シモンズ獲得失敗の代替案として浮上したブオナノッテだが、結果的にはより現実的で価値のある選択だったのではないか。

実戦経験豊富で英国サッカーに慣れ親しんだ選手の方が即戦力としての期待値は高い。レスターでの31試合出場は、適応期間ゼロでのスタートを可能にする。

ブライトンからの相次ぐ引き抜きに対する批判もあるが、これは優秀なスカウティングネットワークへの正当な評価だと捉えるべきだ。カイセドのパフォーマンス、ククレジャの安定感、ペドロの得点能力を見れば、ブライトン産選手への投資が如何に的確な判断かは明白。

ブオナノッテもまた、2-3年後には移籍金5000万ポンド級の選手へと化ける潜在能力を宿している。ローン契約での獲得は、将来的な買取オプション行使への布石であり、チェルシーの計算し尽くされた戦術に他ならない。