ロドリゴの移籍話は再び熱を帯びている。英『Team Talk』によれば、マンチェスター・シティはレアル・マドリードのブラジル人ウィンガーを「メインオプション」としてリストアップし、ペップ・グアルディオラが強く望むターゲットになっている。
夏の移籍市場でも噂はあったが、実現には至らなかった。しかし、シャビ・アロンソ監督の下で出場機会が限られている現状を踏まえ、ロドリゴ自身も新たな挑戦を模索している。
現在の推定市場価値は約7520万ユーロとされ、レアル・マドリードは夏の1億ユーロ評価からやや現実的なラインに修正している。シティは財政的に十分な余力を持ち、年俸1000万ユーロを支払える体制を整えている。
チェルシーも関心を示しているが、PSR規制や若手育成プロジェクトを優先しているため、積極的な動きは見られないESPN。結果として、現時点で本気度を示しているのはマンチェスター・シティだ。
ペップ・グアルディオラが描くロドリゴの役割
グアルディオラがロドリゴを欲する理にかなっている。今夏にはトッテナム行きも噂されたサヴィーニョの去就が不透明であり、攻撃陣に新たな変化を加える必要性が高まっている。
ロドリゴは右サイドを主戦場としながらも、中央や左でも柔軟にプレーできる万能型ウィンガーだ。ドリブル突破力とシュートセンスを兼ね備え、狭いスペースでも冷静にボールを扱える技術は、シティのポゼッションサッカーに完璧にフィットする。
さらに、ロドリゴは大舞台での勝負強さを持つ。2023-24シーズンのチャンピオンズリーグでは、重要な場面で得点を奪い、試合を決定づける存在感を示した。シティが求めるのは、単なる突破役ではなく、試合を決定づける瞬間を生み出せる選手だ。ロドリゴはその条件を満たす稀有な存在であり、グアルディオラの戦術において攻撃の幅を広げる可能性を秘めている。
レアル・マドリードの決断と移籍市場の波紋
レアル・マドリードがロドリゴの放出に前向きな姿勢を見せる背景には、チーム編成の変化がある。キリアン・エムバペが好調を維持し、ヴィニシウス・ジュニオールも君臨する中、攻撃陣の序列は明確になりつつある。クラブは財政的な柔軟性を確保するためにも、ロドリゴの売却を選択肢として検討している。
一方で、チェルシーは若手育成プロジェクトを優先し、エステヴァンら新世代の才能を中心に据える方針を崩していない。PSR(Profitability and Sustainability Rules)の制約もあり、6000万〜8000万ユーロの移籍金と1000万ユーロの年俸を負担するのはリスクが大きい。結果として、現時点で本気度を示しているのはマンチェスター・シティのみだ。
個人的な見解
ロドリゴの移籍は、マンチェスター・シティにとって攻撃陣の厚みを増すだけでなく、プレミアリーグでの支配力をさらに強化する可能性を秘めている。
グアルディオラの戦術において、ロドリゴの柔軟性は極めて貴重であり、ヴィニシウスと並んでブラジル代表の未来を担う存在が、マンチェスターの青いユニフォームに袖を通す姿は想像するだけで胸が高鳴る。
一方で、レアル・マドリードにとっては痛みを伴う決断だ。若手育成と財政健全化を優先する姿勢は理解できるが、ロドリゴのような勝負強さを持つ選手を手放すことは、クラブのアイデンティティに影響を与える可能性がある。
サンティアゴ・ベルナベウの夜を彩ってきたブラジル人ウィンガーが、新たな舞台でどのような輝きを放つのか。移籍市場の行方を追うファンにとって、この冬最大の注目ポイントになるのは間違いない。
