プレミアリーグの移籍市場を巡る噂の中心にいるのは、クリスタル・パレスのストライカー、ジャン=フィリップ・マテタだ。英『The Daily Briefing』の報道によれば、リヴァプールとアーセナルが彼の獲得を真剣に検討している。
28歳となったマテタは、ここ2シーズンで安定した得点力を示し、プレミアリーグで確固たる地位を築いている。クリスタル・パレスとの契約は残り18か月となり、延長交渉は続いているものの合意には至っていない。この不透明さが、リヴァプールを含む複数クラブの関心を呼び込んでいる。
リヴァプールがマテタに目を向けるのは自然な流れ。2025年夏、ディオゴ・ジョッタの悲劇的な死去とダルウィン・ヌニェスの退団によって、前線の構成は大きく変わった。
アレクサンデル・イサクとウーゴ・エキティケを獲得し攻撃陣を再編したものの、イサクはまだ適応に苦しみ、エキティケも断片的な輝きを見せるに留まっている。アルネ・スロット監督の下で新たな戦術を模索するリヴァプールにとって、安定した得点力を持つマテタは即戦力として魅力的な存在と言える。
クリスタル・パレスでの役割とリヴァプール移籍の可能性
マテタはクリスタル・パレスで攻撃の中心を担い、前線からのプレスと空中戦での強さを武器にチームを支えてきた。リヴァプールが長年築いてきた前線からの守備と親和性が高い。フィジカルを活かしたポストプレー、ゴール前での冷静なフィニッシュ、そしてセットプレーでの存在感は、スロットが求める多様な攻撃オプションに直結する。
リヴァプールの現状を考えると、マテタの加入は攻撃陣のバランスを整える可能性がある。イサクが流動的な動きを見せ、エキティケが裏への抜け出しを得意とする一方で、マテタはペナルティエリア内での決定力と空中戦での強さを提供できる。異なるタイプのストライカーが揃うことで、リヴァプールの攻撃はより多面的になり、相手守備陣にとって予測困難な脅威となる。
ただし、クリスタル・パレスは彼を手放す意思を簡単には示していない。クラブは契約延長交渉を続けており、残留への期待も根強い。
しかし、リヴァプールやアーセナルのようなクラブから具体的なオファーが届けば、選手自身の決断は揺れるだろう。ヨーロッパの舞台で戦うチャンス、タイトル獲得の可能性は、キャリアのピークに差し掛かる選手にとって抗いがたい魅力。
個人的な見解
ジャン=フィリップ・マテタの移籍話は、リヴァプールにとって極めて現実的な補強シナリオだと考える。
彼のプレースタイルはスロット監督の戦術にフィットしやすく、既存の攻撃陣に新たな選択肢を加えることができる。特にプレミアリーグの激しいフィジカルバトルにおいて、彼の強さは確実に武器になる。リヴァプールが本格的に動けば、交渉は一気に進展する可能性がある。
一方で、マテタ自身がどこまでリヴァプールの関心を重視するかが鍵になる。クリスタル・パレスでの中心的役割を維持するか、それともリヴァプールで競争の中に飛び込むか。
選手としてのキャリアの選択は難しいが、彼がより大きな舞台を望むなら、リヴァプール移籍は自然な流れだろう。今後数週間の動向が、この冬の移籍市場の注目ポイントになると確信している。
