マンチェスター・ユナイテッドの視線が、プレミアリーグで最も激しくボールを奪う男に注がれている。ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズの中盤を支えるジョアン・ゴメス。
英『TEAMtalk』のディーン・ジョーンズ記者によれば、ユナイテッドの関心はすでに本人の心を揺さぶり、1月の移籍を強く望んでいるという。だが、ウルブズはロブ・エドワーズ新監督に対し、ゴメス放出のオファーは拒否する方針を伝えている。
表向きは強硬姿勢を貫くクラブだが、実際には4000万〜5000万ポンドの提示であれば検討に入る可能性があると報じられている。
ゴメスはブラジル出身の23歳。プレミアリーグにおいて、彼のタックル成功率やボールリカバリー数は常に上位に位置しており、ウルブズの中盤における守備的安定感を象徴する存在。
彼のプレースタイルは、相手の攻撃を寸断し、即座に前線へとボールを供給するダイナミズムにある。ユナイテッドが求めるのは、まさにこの攻守の切り替えを加速させる中盤の心臓であり、ゴメスはその条件を満たす選手と言える。
ユナイテッドが狙う中盤の補強ターゲット、ジョアン・ゴメス
ユナイテッドは近年、中盤のバランスに苦しんできた。カゼミーロの経験と存在感は大きいが、年齢的な衰えや負傷リスクを考えれば、次世代の守備的ミッドフィールダーを確保することは急務だ。ジョアン・ゴメスはその穴を埋めるだけでなく、よりアグレッシブな守備と前進力をもたらす可能性を秘めている。
データ面でも、ゴメスは今季プレミアリーグで平均3.2回のタックル成功、2.5回のインターセプトを記録しており、これはユナイテッドの現有中盤陣を上回る数値。
さらに、ボール奪取後の前進パス成功率は70%を超え、守備から攻撃へのトランジションをスムーズに行える点が際立っている。ユナイテッドが彼に惹かれる理由は、ボールをハントする能力だけに注がれているわけではなく、攻撃の起点としての資質にある。
一方で、ウルブズにとってゴメスは不可欠な存在。彼を失えば、中盤の守備強度は大きく低下し、クラブの残留争いに直結しかねない。
だからこそ、エドワーズ監督は強硬な姿勢を示している。しかし、クラブ経営の現実を考えれば、4000万〜5000万ポンドという巨額オファーは無視できない。ユナイテッドが本気で動けば、ウルブズの抵抗は長く続かない可能性がある。
個人的な見解
ジョアン・ゴメスがユナイテッド行きを望んでいる以上、クラブ間の交渉が成立すれば一気に進展するだろう。
ユナイテッドにとっては、カゼミーロの後継者を確保する絶好の機会であり、ゴメスの獲得は中盤の再構築に直結する。特にプレミアリーグの激しい試合展開において、彼の守備的強度と攻撃への切り替えは大きな武器になるはずだ。
一方で、ウルブズが彼を手放すことはクラブの戦力バランスを崩すリスクを伴う。だが、財政面や選手の意思を考えれば、完全な拒否は難しい。
私の見立てでは、ユナイテッドが提示する金額次第で、この移籍は現実味を帯びるだろう。ゴメスがオールド・トラッフォードの芝を駆け抜ける姿を想像すると、プレミアリーグの勢力図に新たな変化が訪れる予感がする。
ユナイテッドが本気で中盤の未来を託すなら、ジョアン・ゴメスはその象徴的な存在となり得る。彼の闘志とデータに裏付けられたパフォーマンスは、クラブを再び頂点へと押し上げる可能性を秘めている。
