チェルシーが仕掛けるパブロ・バリオス争奪戦、リヴァプールは冷静な構え!

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チェルシー、パブロ・バリオス獲得へ!?アトレティコが突きつける1億ユーロの壁 Chelsea

2025/26シーズンも折り返しに差しかかり、冬の移籍市場を前にしてプレミアリーグのクラブが次々と動きを見せている。その中で最も熱を帯びているのが、アトレティコ・マドリードの若き中盤の核、パブロ・バリオスを巡る争奪戦。

英『Caught Offside』の報道によれば、チェルシーはこの22歳のスペイン人ミッドフィールダー獲得に向けて本格的な準備を進めており、すでに入札の可能性を探っている。

バリオスはラ・リーガで急速に評価を高め、アトレティコの中盤において攻守両面で存在感を放っている。ボール奪取の鋭さ、前線への推進力、そして試合のテンポを変えるパスセンスは、ヨーロッパのトップクラブが求める資質そのもの。契約延長を済ませたアトレティコは強気の姿勢を崩さず、移籍金は9000万ユーロから1億ユーロに達すると見積もられている。

チェルシーはエンツォ・マレスカ監督の下で中盤の再構築を急務としている。ロメオ・ラヴィアの負傷続きの現状を踏まえ、モイセス・カイセドやエンツォ・フェルナンデスと並ぶ新たなピースとしてバリオスを構想に入れているとされる。

さらにノッティンガム・フォレストのエリオット・アンダーソンにも関心を示しているが、費用面で難航する可能性が高い。結果として、即戦力かつ将来性を兼ね備えたバリオスへのアプローチが加速しているのだ。

リヴァプールは冷静な構えを維持

一方でリヴァプールは、バリオス獲得を現時点で最優先事項としていない。リヴァプールの補強ポイントは依然としてセンターバックであり、冬の移籍市場では5人の候補リストを作成済みだとされる。しかし、バリオスの才能を無視しているわけではなく、密接に状況を監視していると伝えられている。

リヴァプールが本格的に動く可能性は、ライアン・フラーフェンベルフやアレクシス・マック・アリスターの去就次第で大きく変わる。

特にマック・アリスターにはレアル・マドリードからの関心が伝えられており、その動向次第でリヴァプールの市場戦略は一変する可能性がある。現状では冷静な構えを維持しつつ、チェルシーの動きを見守る立場にある。

アトレティコ・マドリードは強気の姿勢を維持している。クラブはバリオスを将来の中盤の軸として位置づけており、売却には慎重。

ただし、プレミアリーグの資金力と選手自身の挑戦意欲が重なれば、移籍の可能性は現実味を帯びる。バリオスにとっても、プレミアリーグのビッグ6でプレーすることはキャリアを飛躍させる大きなチャンスとなる。

個人的な見解

パブロ・バリオスの移籍話は、冬の市場を揺さぶる最大級のテーマになると断言できる。チェルシーが本格的に動いている以上、アトレティコの強硬姿勢も揺らぎ始める可能性がある。

9000万ユーロから1億ユーロという評価額は確かに高額だが、近年の市場動向を考えれば、トップクラブが支払えない数字ではない。

むしろ、チェルシーが中盤の再構築に本気で取り組むならば、バリオスのような万能型ミッドフィールダーは理想的なターゲットだ。

リヴァプールに関しては、現状の補強ポイントとバリオスの特性が噛み合わないことが冷静な姿勢の理由だろう。

しかし、フラーフェンベルフやマック・アリスターの去就次第で状況は一変する。もし彼らが退団すれば、リヴァプールもバリオス獲得に動く可能性は十分にある。

個人的には、バリオスのプレースタイルはアンフィールドの熱狂に合うと感じている。攻守の切り替えが速く、前線への推進力を持つ彼は、リヴァプールのダイナミズムをさらに強化できるだろう。

最終的に、この移籍戦線はチェルシーの積極性とリヴァプールの状況次第で大きく変わる。アトレティコがどこまで強気を貫けるか、そしてバリオス自身がどのような決断を下すか。ヨーロッパの移籍市場において、今後数週間で最も注目すべき動きのひとつになると確信している。