イタリアの逸材ディエーゴ・コッポラに熱視線…ブライトンが先行、プレミア勢も続々参戦か

ブライトン、セリエAの逸材CBディエーゴ・コッポラ獲得に本腰 – 将来性豊かな20歳へ正式アプローチか Aston Villa

若き才能が姿を現すたび、欧州サッカーの移籍市場は熱を帯びる。今、ヘラス・ヴェローナに所属するディエーゴ・コッポラという名のセンターバックが、イタリア国内外で脚光を浴びている。

2003年生まれの21歳。既にセリエAで主力として活躍し、イタリア代表にも名を連ねた実績を持つ逸材が、今夏のマーケットで主役となる可能性が急速に高まっている。

ヴェローナの背番号42は、ただの若手ではない。フィジカル、戦術眼、そして現代センターバックに求められるビルドアップ能力を高水準で備え、既に完成度の高いプレーヤーとして評価されている。そんな彼の存在に目をつけたのが、プレミアリーグの数クラブだ。

伊『L’Arena』によると、特に関心を強めているのが、ブライトンとアストン・ヴィラ。攻守のバランスに優れた補強を進める両クラブにとって、将来を担うセンターバックの確保は喫緊の課題となっている。

ブライトンは既に1000万ユーロ弱のオファーをヴェローナに提示。この積極的な動きが、争奪戦の幕を切って落とした格好だ。クラブとしては、今夏に選手の市場価値を最大化させたい意向があると見られ、交渉次第ではさらなる上積みも期待される。

この動きに呼応するように、ブレントフォードもコッポラの動向を注視しており、イタリア国内でも強豪ユヴェントスやナポリが水面下で接触していると伝えられている。

ユヴェントスにとっては、次世代のディフェンスリーダーの発掘は喫緊の課題であり、ナポリも将来的な布陣の再構築に向けて若手の確保を狙っている。だが、現時点ではどのクラブも正式なオファーには踏み切っておらず、ブライトンが一歩先を進んでいる状況だ。

クラブ財政の立て直しを目指すヴェローナにとって、コッポラの売却は大きな収入源となりうる。さらに、同じく注目を集めているウィングバックのジャクソン・チャチュアにも他クラブからの関心が寄せられており、夏の市場では複数選手の売却が現実味を帯びてきた。

果たして、ヴェローナはブライトンの提示額を受け入れるのか。それとも他クラブの動きを待つのか。アストン・ヴィラ、ユヴェントス、ナポリらの動向も含め、コッポラの去就は今後の移籍市場を左右する大きなトピックとなりそうだ。

欧州の舞台で才能が開花する時、それは新たな物語の始まりでもある。プレミアリーグへの挑戦か、それともセリエAでのステップアップか――ディエーゴ・コッポラの未来は、今まさに選ばれようとしている。