ジェイミー・ヴァーディ、ラ・リーガ移籍が現実味?38歳にしてスペインで新たなキャリアか

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ジェイミー・ヴァーディ、ラ・リーガ移籍が現実味?38歳にしてスペインで新たなキャリアか West Ham United

ノンリーグから頂点へ。ジェイミー・ヴァーディのキャリアは、まさにサッカー界のシンデレラストーリーだ。レスター・シティの攻撃陣を引っ張りプレミアリーグ優勝という奇跡を成し遂げた男が、いま新たなステージに向かおうとしている。2025年6月現在、ヴァーディにはラ・リーガの複数クラブが関心を寄せており、フリーでの獲得に動いているという。

現在38歳となったヴァーディは、レスター・シティとの契約がこの夏で満了を迎える。昨季もコンスタントに出場機会を得ていたものの、本人はチャンピオンシップでのプレー継続に前向きではなく、新天地を模索する姿勢を明確にしている。

西『Fichajes』によれば、彼の去就に関心を示しているのは、ビジャレアル、セビージャ、レアル・ベティス、そしてバレンシアの4クラブ。いずれもベテランの経験値とゴールセンスを必要としており、移籍金ゼロという条件はクラブにとっても魅力的だ。

かつてのような圧倒的なスピードは影を潜めたとはいえ、ゴール前での嗅覚は衰えていない。昨季もチャンピオンシップで貴重なゴールを挙げ、変わらぬ決定力を見せつけていた。ピッチに立てば、必ず勝負を決める一瞬がある。その存在は、若手中心の再建を図るラ・リーガクラブにとって、技術だけでなく精神的支柱としても大きな意味を持つだろう。

ヴァーディのこれまでの歩みを振り返れば、その並外れたインパクトは一目瞭然だ。レスター加入後、500試合以上に出場し、公式戦200ゴール以上を記録。2015-16シーズンにはクラブを史上初のプレミアリーグ優勝に導き、自身も22ゴールを挙げ得点王争いを演じた。

加えてFAカップ、コミュニティ・シールド、EFLチャンピオンシップといった国内タイトルを手にし、欧州カップ戦でも躍動。UEFAチャンピオンズリーグでは準々決勝進出、UEFAカンファレンスリーグでは準決勝進出を果たし、ヨーロッパリーグでも安定した成績を収めてきた。

今回のラ・リーガ挑戦が実現すれば、ヨーロッパ5大リーグすべてでのゴールは叶わないにしても、英国以外での初めてのチャレンジとして、新たな伝説の幕開けとなるだろう。