インテルがテュラム売却を検討か?アーセナルとユナイテッドが獲得に動く可能性

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インテルがテュラム売却を検討か?アーセナルとユナイテッドが獲得に動く可能性 Arsenal

昨シーズンはナポリとの壮絶な優勝争いに敗れ、セリエAの2位に甘んじたインテル・ミラノだが、エース級ストライカーの売却が噂され始めている。フランス代表FWマルクス・テュラムに対し、プレミアリーグの強豪クラブが熱視線を送っており、今夏の移籍市場でビッグディールが成立する可能性が高まってきた。

伊『Il Giorno』によれば、インテルはマルクス・テュラムを絶対的な非売品と見ておらず、適切なオファーが届けば売却に踏み切る可能性があるという。契約には8500万ユーロのリリース条項が設定されているが、クラブ側は6000万ユーロでの放出にも柔軟な姿勢を示しているとされる。

インテルが2023年夏にフリーで獲得したこのストライカーは、わずか1シーズンでセリエA優勝に大きく貢献。2028年までの長期契約が残されている中での売却となれば、クラブにとっては極めて大きな利益をもたらす取引となる。

27歳のテュラムに対しては、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドが特に強い関心を持っている模様。両クラブとも前線の補強を最優先事項としており、爆発力と国際経験を兼ね備えた同選手は、理想的なターゲットとなっている。

過去にはパリ・サンジェルマンやバイエルン・ミュンヘンも関心を示した経緯があり、再びヨーロッパ中のビッグクラブによる争奪戦が激化する様相を呈している。

インテル・ミラノはモイーズ・キーンに注目、内部の人間関係も影響か

テュラムの去就に関しては、ピッチ外でのチーム内関係も無関係ではないようだ。同選手がハカン・チャルハノールへの支持をSNSで示したことで、キャプテンのラウタロ・マルティネスとの間に摩擦が生じた可能性を報道。この一件が選手自身の不満に繋がっていると指摘されている。

一方、インテルはテュラムの退団に備えて次なる一手を準備済みだ。報道によると、今シーズンにフィオレンティーナで躍動したイタリア代表FWモイーズ・キーンを後釜候補にリストアップ。キーンは全コンペティションで25ゴール3アシストという圧巻の数字を残しており、5200万ユーロのリリリース条項が設定されている。

ユヴェントス、エヴァートン、パリ・サンジェルマンといったビッグクラブで経験を積んできた25歳のストライカーは、ようやく本領を発揮し始めており、セリエAの舞台で再び飛躍する可能性を秘めている。

インテルとしては、テュラムの売却で得られる資金を原資に補強を進める青写真を描いており、この移籍劇が今夏のマーケットに与える影響は小さくない。攻撃陣の再構築に動くプレミア勢、後釜を確保済みのインテル、そして選手個人の動機やクラブ内事情も交錯する中で、今後の展開から目が離せない。