ジョアン・フェリックスに母国復帰の可能性!ベンフィカが3000万ユーロで動くも年俸がネックに

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ジョアン・フェリックスに母国復帰の可能性!ベンフィカが3000万ユーロで動くも年俸がネックに Chelsea

エンツォ・マレスカ監督のもとで戦力外扱いとなっているポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの去就が再び注目を集めている。ベンフィカで頭角を現した同選手が、古巣への電撃復帰を検討しているという報道が浮上した。

現在25歳のフェリックスは、これまでアトレティコ・マドリード、チェルシー、そして昨季後半戦を過ごしたACミランと欧州の強豪クラブを渡り歩いてきたが、キャリアの再出発を母国ポルトガルで図ろうとしているようだ。

ポルトガル紙『A Bola』によれば、ベンフィカはチェルシーに対して3000万ユーロの移籍金を提示する準備を進めており、交渉は水面下で動いている模様。一方、選手自身もポルトガルでのキャリア続行に強い意欲を示しており、リスボンでの再出発に前向きな姿勢を崩していないとされる。

高額な年俸とチェルシーの希望額が交渉の行方を左右か

ベンフィカとしては攻撃陣の強化を狙っており、技巧派アタッカーであるフェリックスの復帰は理想的な補強と言える。しかし、実現には越えなければならないハードルも多い。

最大の障害とされているのが、フェリックスの年俸だ。彼の年収はベンフィカの給与体系を大きく上回るものであり、クラブ側が用意する年間400万ユーロをはるかに超える額がネックとなっている。

また、チェルシーがアトレティコ・マドリードからフェリックスを獲得した際の移籍金は5000万ユーロ以上。今回のオファー額である3000万ユーロでは、投資の回収が不十分と考える可能性が高く、チェルシーが条件の見直しを求める展開も予想される。

複雑なのは契約状況も同様だ。昨季後半戦はACミランでプレーしていたが、チェルシーとの契約が依然として残っており、三者間での調整が不可欠となる。フェリックスの意志だけでは進展が難しい状況にあることは否めない。

一方で、今夏の移籍市場では他にも多くのビッグネームに動きが見られている。バルセロナがリヴァプールのルイス・ディアスに関心を寄せ、ACミランはヴィクター・ボニフェイスの獲得に動いているとの報道もある。

フェリックスの去就に関しても、今後の交渉がどのように進展するかは予断を許さない状況だ。年俸と移籍金という二つの障壁をクリアできれば、母国復帰というドラマが現実のものとなる可能性もありそうだが。