レアル・マドリードのロドリゴに争奪戦勃発!アーセナル、シティ、チェルシー、リバプールらが熱視線

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レアル・マドリードのロドリゴに争奪戦勃発!アーセナル、シティ、チェルシー、リバプールらが熱視線 Arsenal

2025年夏の移籍市場を前に、ヨーロッパのビッグクラブが一斉に動き出している。その中心にいるのが、レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴだ。若くして数々のタイトルを手にしてきた彼だが、マドリードでの未来には大きな疑問符がついている。アーセナルを筆頭に、マンチェスター・シティ、チェルシー、リバプール、そしてバイエルン・ミュンヘンまでもが関心を寄せており、移籍市場の目玉選手となりそうだ。

2019年にサントスからレアル・マドリードに加入したロドリゴは、ラ・リーガ3度、チャンピオンズリーグ2度の優勝に貢献し、クラブの将来を担う逸材と見なされてきた。しかし、2024-25シーズンに入り、風向きが変わりつつある。

特に、キリアン・エムバペの加入が彼の立場を大きく揺るがしている。西『マルカ』や西『アス』の報道によると、ロドリゴはサンティアゴ・ベルナベウを離れる決意をほぼ固めており、移籍の可能性が「90%」に達していると伝えられている。

ロドリゴが抱えるフラストレーションの一因は、カルロ・アンチェロッティ監督の下での起用法にある。かつてスペインの『カデナ・コペ』のインタビューで、「お気に入りのポジションはウイングか攻撃的MF」と語っていたように、ストライカーとしての起用には明確な不満を示していた。

さらに深刻なのが、チーム内での立ち位置だ。4-3で敗れたバルセロナとのクラシコではベンチに座ったまま試合を終え、以降はモチベーションの低下も指摘されている。チームメイトとの関係性も悪化しており、クラブ側も放出を選択肢に入れている模様だ。

アンチェロッティ監督の退任とともに、来季からはシャビ・アロンソが指揮を執る予定。新監督がロドリゴの去就にどのような判断を下すかが注目されるが、フロレンティーノ・ペレス会長は「適正価格であれば放出を容認する姿勢」とされており、今夏の退団は現実味を帯びてきた。

移籍市場で最も積極的な動きを見せているのがアーセナル。グレアム・ベイリー氏は、「アーセナルはロドリゴの獲得に興奮しており、すでに接触を図っている」と伝えている。現在、左ウイングにはマルティネッリとトロサールを擁するアーセナルだが、アルテタ監督はさらなるクオリティを求めており、リバプールとの競争を勝ち抜くために補強を視野に入れている。

一方、マンチェスター・シティも代理人との接触を開始したとされるが、攻撃陣の層の厚さや中盤・守備の補強が優先される可能性が高く、やや静観気味の構え。チェルシーはチャンピオンズリーグ出場権の有無が鍵を握ると見られており、状況次第では撤退の可能性もある。

リバプールもロドリゴの動向を注視しており、今後の補強リストに名前を加えているという。アルネ・スロット体制で新たな攻撃の軸を模索する中で、ロドリゴはその候補のひとりと目されている。バイエルン・ミュンヘンやサウジ・プロリーグのクラブも関心を示しており、今後の動き次第では争奪戦がより熾烈になることは間違いない。

狭い局面を打開するドリブル、高精度のセットプレー、そして献身的な守備。ロドリゴは若干24歳にして、欧州屈指の才能を持つウインガーとして確固たる地位を築いている。その実力は、ヴィニシウス・ジュニオールと肩を並べる存在であるにもかかわらず、これまで十分に評価されてこなかったとも言われる。

レアル・マドリードは、1億ユーロでの売却を検討しており、これは破格の契約解除金10億ユーロに比べれば、手の届く金額だ。果たして、この天才を射止めるのはどのクラブか?