レクサムがプレミアリーグ主将に接近!トム・ケアニー獲得でチャンピオンシップ本格挑戦へ

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レクサムがプレミアリーグ主将に接近!トム・ケアニー獲得でチャンピオンシップ本格挑戦へ Fulham

2024-25シーズン、英2部チャンピオンシップの舞台に復帰するレクサムAFC。クラブ史上初となる3年連続昇格を達成したこの快進撃を率いているのは、ハリウッドスターのライアン・レイノルズ氏とロブ・マケルヘニー氏という共同オーナーだ。

さらなる高みを目指すレクサムが次なるターゲットに定めたのは、プレミアリーグで豊富な実績を持つフラム主将のトム・ケアニーだ。

英『Talksport』の報道によると、レクサムはすでにケアニー陣営と水面下での接触を開始し、週給5万ポンドという破格のオファーを提示している。これはフラムでの現基本給を大幅に上回り、現在のレクサム最高給であるジェイ・ロドリゲスの3倍以上にあたる。プレミアリーグ経験者獲得に向けたレクサムの本気度を示す動きだ。

34歳のケアニーは2015年からフラムに在籍し、公式戦通算350試合以上に出場。中盤の要としてゲームを組み立て、チームを2度のプレミアリーグ昇格へと導いた。昨シーズンもプレミアで23試合に出場しており、経験と技術を兼ね備えた司令塔として、現在もトップレベルで十分な実力を発揮している。

チャンピオンシップ318試合、プレミアリーグ412試合という豊富な経験を持つケアニーは、昇格したばかりのレクサムにとって、単なる補強を超えた「基盤」となり得る存在だ。また、出場機会が限られつつある現状から、主力としてプレーできる環境を求める彼の動きは自然な流れといえる。

ベテラン重視の補強方針──ケアニー獲得はレクサムの象徴か

フィル・パーキンソン監督のもと、レクサムはこれまでも経験豊富な選手を中心にチーム強化を進めてきた。36歳のジェームズ・マクリーン、35歳のロドリゲス、38歳のスティーブン・フレッチャーらの存在が、この昇格劇を支えてきた。

クラブの移籍戦略を統括するショーン・ハーヴェイSDは「フリー移籍は高額年俸を伴うことが多いが、最も大きな価値をもたらす」と述べている。ケアニーの契約は今夏で満了予定であり、移籍金なしでの獲得は理にかなった補強策だ。一部で移籍金が発生する可能性も指摘されているが、フリー移籍での加入が有力視されている。

他方、38歳のGKマーク・ハワードは今夏での退団を表明した。引退は否定したものの、3年連続昇格を支えた守護神との別れは、一つの時代の終焉を告げている。スティーブン・フレッチャーも契約満了での退団が確実視される中、ケアニーのような”即戦力かつ精神的支柱”となる選手の存在は、チームにとって極めて重要な意味を持つ。

レクサムの野心的な補強はこれだけではない。レスター・シティを退団するジェイミー・ヴァーディへの関心も報じられている。ライアン・レイノルズ氏らオーナー陣に加え、資金力のあるアリン家の支援を受けるレクサムは、昇格クラブの枠を超えた大規模な補強策を展開している。

果たしてレクサムは、この大胆な戦略を成功へと導けるのか。チャンピオンシップに復帰する名門クラブの次なる一手に、フットボールファンの注目が集まっている。私たちは、新たな奇跡の目撃者となるかもしれない。