この夏の移籍マーケットが様々なビッグディールが発表され、活況を迎えている中、新たなビッグネームの名前が浮上。ニューカッスル・ユナイテッドがアトレティコ・マドリードFWジュリアン・アルバレスに強い関心を示していると、スペイン紙『Fichajes』が報じた。
アルバレスは昨季、アトレティコで公式戦37ゴールに絡む活躍を見せ、すでにチームに不可欠な存在となっている。プレミアリーグでの経験も豊富で、かつて在籍したマンチェスター・シティでは主要タイトルを総なめ。25歳という年齢を考慮すれば、今がキャリアのピークに差し掛かっていることは間違いない。
そんな中、ニューカッスルはイサクの後釜としてアルバレスをリストアップ。リヴァプールからの関心が伝えられているイサクに対し、同クラブは放出を想定した代替案としてアルゼンチン代表フォワードの動向を追っている。アルバレスの加入が実現すれば、ニューカッスルの攻撃陣に即戦力としての厚みを加えることになるだろう。
イサクを巡る争奪戦が本格化！リヴァプールは移籍金記録を更新か
ニューカッスルにとって頭の痛い問題が、イサクを巡る動きだ。プレミアリーグで抜群の決定力を発揮してきた彼には、リヴァプールとサウジアラビアのアル・ヒラルが関心を寄せていると複数メディアが伝えている。
特にリヴァプールは、クラブ史上最高額の移籍金を提示する準備があるとされており、獲得に対する本気度は高い。フランクフルトからウーゴ・エキティケを獲得した今もなお、チャンスを虎視眈々と狙っている。
ユルゲン・クロップの退任後、新たな指導体制で再出発を図るリヴァプールにとって、イサクのようなフィニッシャーは理想的な補強対象となる。加えて、プレミアリーグ内での実績が豊富な選手であることも、リスクを抑える意味では大きな魅力だ。
一方、イサクを失うニューカッスルにとっては、戦力面で大きな痛手となるのは避けられない。ただし、もしアルバレスの獲得に成功すれば、攻撃の再構築は十分に可能だろう。彼の経験と実力は、イサクの穴を埋めるにふさわしい。
アルバレス自身がどのような判断を下すかも注目される。現在所属するアトレティコでは、チャンピオンズリーグ出場権を確保しており、スペインでのキャリアも順調そのもの。ただし、プレミアリーグで再びプレーすることへの意欲も持ち合わせているとされており、ニューカッスルのプロジェクトがどこまで彼を動かせるかが鍵を握る。
現時点ではニューカッスルがイサク放出を完全否定しており、この移籍劇が実現する可能性は低い。しかし、もしもの事態には、リヴァプールやニューカッスル、アトレティコを含んだストライカー事情が大きく様変わりしそうだ。