守護神交代の時迫るマンチェスター・シティ、ポルトのディオゴ・コスタ獲得へ本腰か

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守護神交代の時迫るマンチェスター・シティ、ポルトのディオゴ・コスタ獲得へ本腰か Manchester City

ポルトガルメディア『Maisfutebol』の報道によると、マンチェスター・シティはFCポルトに所属するポルトガル代表GKディオゴ・コスタに対し、本格的なオファーを準備している模様。提示額は6000万ユーロにのぼるともされ、変動制のボーナスが含まれる可能性もあるようだ。

この動きの背景にあるのは、長年シティのゴールマウスを守ってきたエデルソンの退団が現実味を帯びてきたことだ。トルコの強豪ガラタサライとの交渉が進んでおり、すでに最終局面に入っていると見られている。

クラブにとって絶対的な存在だった守護神の離脱は、単なるポジション交代にとどまらない。シティにとっての戦略変更を意味しており、新たな守備の柱を探す動きが急務となっている。

そのなかで名前が挙がったのが、FCポルトの守護神ディオゴ・コスタだ。25歳という若さながら、ポルトガル代表でも正GKを務め、近年急成長を遂げている。

ポルトとの契約は2027年6月まで残っており、契約解除金は7500万ユーロと設定されている。ポルト側が容易に手放す意思はないとされているが、6000万ユーロのオファーが交渉のテーブルに乗れば、条件次第で譲歩が引き出される可能性は十分にある。

PSGの動向も絡み、激化するGK争奪戦

ディオゴ・コスタの周囲がにわかに慌ただしくなっている理由は、もうひとつある。

同じくヨーロッパのビッグクラブ、パリ・サンジェルマンがイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの退団に備えて動き出しているとの情報を、シティが掴んだと伝えられている。

もしPSGが守護神の入れ替えを決断すれば、ディオゴ・コスタがその補強リストに加わる可能性は高い。つまり、マンチェスター・シティとしては、他クラブに先んじて交渉をまとめる必要に迫られている。

さらに注目すべきは、シティの強化部門に加わったウーゴ・ヴィアナの存在だ。元スポルティングのディレクターとしてポルトガルサッカー界に深いコネクションを持つ彼の加入は、ディオゴ・コスタへの関心を強めた要因のひとつとされている。シティは以前からこの若きGKに熱視線を送っていたが、ここに来て一気に交渉が現実味を帯びてきた格好だ。

25歳という年齢を考えれば、ディオゴ・コスタはまさにこれからGKとして全盛期を迎える時期に差し掛かっている。エデルソンの後継としては申し分ない逸材であり、マンチェスター・シティが長期的な視野に立って動いていることは明らかだ。

果たして、エティハドのゴールマウスにポルトガルの若き才能が立つ日は訪れるのか。