マハマドゥ・ドゥンビアに注目集まる…ニューカッスル・ユナイテッド、中盤強化に動き出す

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マハマドゥ・ドゥンビアに注目集まる…ニューカッスル・ユナイテッド、中盤強化に動き出す Newcastle United

ニューカッスル・ユナイテッドが今夏の移籍市場で狙いを定めているのは、ベルギー1部のアントワープに所属する21歳のマリ代表MFマハマドゥ・ドゥンビアだ。アフリカ大陸を中心に報じるフランスメディア『Africa Foot』によれば、クラブはすでに代理人と接触しており、セント・ジェームズ・パークへのステップアップの可能性を本格的に模索しているという。

ショーン・ロングスタッフが退団し、中盤の層が手薄となったチームにとって、身体能力とテクニックを兼ね備えたドゥンビアはうってつけの補強候補。守備的MFと左CMの両ポジションをこなせる万能型で、ヤヤ・トゥーレを彷彿とさせるダイナミズムも兼ね備えている。

特にボールを前進させる能力と、相手プレッシャーに屈しないフィジカルの強さは、プレミアリーグ向きと見る声も多い。

実際に、元アントワープ所属でマリ代表経験もあるサンブ・ヤタバレ氏は「彼はイングランドで間違いなく活躍できるタイプ」と評価。契約には1700万ポンドのリリース条項が盛り込まれており、資金力のあるニューカッスルにとっては、現実的なターゲットと言えるだろう。

ブライトンやエヴァートンのほか、スペインのセビージャやフランスのマルセイユなども関心を示しているとされ、争奪戦は避けられそうにない。

サポーターに渦巻く期待と不安、移籍戦略の実行力が問われる夏

ドゥンビアへの関心が浮上する一方で、サポーターの間にはクラブの移籍戦略に対する根強い不満も見られる。英ファンサイト『NUFC Blog』では、クラブの動きの鈍さに対する批判が噴出。あるファンは「ただ関心があるだけで終わるなら、時間の無駄」とし、実際に交渉を前進させる必要性を訴えた。

それでも、最終的に重要なのは「実際に誰を連れてくるのか」という点だ。目の前に可能性が広がっている状況で、クラブがそのチャンスを掴めるのか、それともまた手の中からこぼれ落としてしまうのか。

マハマドゥ・ドゥンビアは、将来性、適応力、そして移籍金のバランスにおいて、今のニューカッスルにとって理想的な存在となり得る。ロングスタッフの穴を埋めるだけではなく、次世代の中心になれるかもしれない逸材MFは、セント・ジェームズ・パークのピッチに立つことになるのか。