マンチェスター・シティ、ジェームズ・トラフォードを呼び戻す!揺れるゴールキーパー事情に終止符なるか

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ニューカッスル、若き守護神トラッフォード獲得に本腰!ポープとの競争が火花を散らすか Manchester City

プレミアリーグの覇権を狙うマンチェスター・シティが、今夏も活発な動きを見せている。中盤や攻撃陣の補強に加え、いよいよ最も繊細なポジションであるゴールキーパーにも手を加える決断を下した。かねてより去就が取り沙汰されていたエデルソンに関する不透明な状況の中、バーンリーに所属するイングランド代表GKジェームズ・トラフォードの獲得が確定的となった。

イタリア・ロマーノ氏が自身のSNS「X」で報じたところによれば、マンチェスター・シティはトラフォードの復帰でクラブ間合意に達したようだ。トラフォードはシティのアカデミー出身で、バーンリーでは正守護神として活躍。

昨季はチャンピオンシップで29回のクリーンシートを記録し、セーブ率84.6%という驚異的な数字を叩き出した。彼の復帰がエデルソン退団に備えた動きであるとも分析されている。

なお、買戻し条項が4000万ポンドに設定されていたものの、シティはこれを下回る2700万ポンドでバーンリーと合意に至ったそうだ。ニューカッスル・ユナイテッドも獲得を狙っていたが、本人が古巣復帰を優先した形だ。

エデルソンの去就が影落とす中、シティは盤石の布陣構築へ

2017年の加入以来、長らくゴールマウスを守ってきたブラジル代表エデルソン。だが今夏、ガラタサライ移籍の噂が浮上し、その動向には注目が集まっていた。エデルソンは契約最終年を迎えており、本人も新たな挑戦に前向きな姿勢を見せているという。

元シティの守護神ニッキー・ウィーバーも、今夏が退団の現実的タイミングであると語っており、「これまでの噂とは違い、今夏は本当に可能性がある」と英『talkSPORT』でコメント。実際、シティはすでにエデルソンの後任を見据え、5100万ポンド規模の新戦力確保を模索していた報じられており、水面下で動き続けていたことがうかがえる。

当初はポルトのディエゴ・コスタが候補に挙がっていたが、今回のトラフォード獲得によって方向転換が明確になった。グアルディオラ監督のもとで再びプレーする道を選んだ若きイングランド人GKは、今後エデルソン、あるいはステファン・オルテガとポジションを争うことになる。

昨季は主力のロドリ負傷の影響もあって、プレミアリーグのみならず、ヨーロッパの大会でも不振を極めた。不甲斐なかったシーズンに別れを告げたいグアルディオラにとって、盤石な陣容づくりは必須条件。

ジェームズ・トラフォードの復帰は、若さと実力を兼ね備えた重要なピースとなり得る。エデルソンが残留するにせよ退団するにせよ、ゴールキーパーという最後の砦を巡る競争は、いっそう激しさを増していくだろう。