リーズ・ユナイテッド、プレミアリーグ復帰へ加速する補強戦略!ファルケ体制で狙う大変革

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リーズ・ユナイテッド、プレミアリーグ復帰へ加速する補強戦略!ファルケ体制で狙う大変革 Leeds United

2年ぶりに帰還を果たす名門リーズ・ユナイテッド。エランド・ロードに再びプレミアリーグの風が吹き込む。その初陣は8月18日、ホームでエバートンと対峙し、続く第2節ではアーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムへ乗り込む。

そして9月前の山場にはニューカッスルとの対戦が控えるなど、昇格組にしては過酷なスタートが待ち受けている。そんな中、ダニエル・ファルケ監督率いるチームは、移籍市場で積極的な補強を進めており、その本気度はすでに伝わってくる。

今夏のファーストサインとなったのは、ヴォルフスブルクからフリーで加入したルーカス・ヌメチャ。彼の獲得はファルケ体制での初陣に向けた布石にすぎず、クラブはさらなる補強に余念がない。

守備の要となるセンターバックでは、ウディネーゼに所属するスロベニア代表ジャカ・ビヨルの加入が目前と報じられている。英『Guardian』によれば、移籍金は1,700万ポンド以上で、メディカルチェックも完了済み。早ければ数日中にも正式発表があると見られている。

さらに、リバプールで出場機会が限られたジョー・ゴメスへの関心も浮上。3,000万ポンドと評価される28歳のイングランド代表は、10年にわたりプレミアリーグの舞台でプレーしており、昇格クラブにとってこれ以上ない後ろ盾となる可能性を秘めている。

将来を見据えた補強では、ASローマを今夏に退団する19歳のロブロ・ゴリッチにも注目しており、レッチェやホッフェンハイムと並んでその争奪戦に加わっているという。左サイドバックでは、プレミアリーグでの経験を持つアストン・ヴィラのアレックス・モレノにも関心を寄せており、32歳のベテランとの交渉はすでに開始済みと伝えられている。

中盤では、ファルケ監督がかつてノリッジ・シティ時代に指導したアストン・ヴィラのエミリアーノ・ブエンディアが最大のターゲットに。かつてチャンピオンシップの年間最優秀選手にも輝いた司令塔は、ヴィラが2,000万ポンドでの放出に前向きとされており、再会が実現すれば戦術的にも心理的にもプラスに働くはずだ。

そのほかにも、ストラスブールのハビブ・ディアラや、ユヴェントスで不遇の時を過ごすドグラス・ルイス、さらにはクラブ・ブルッヘの万能型ミッドフィルダー、ラファエル・オニェディカらが補強リストに名を連ねている。いずれも、現在と未来をつなぐ戦力として計算されている点が共通している。

攻撃陣でも動きは活発だ。フルハムのロドリゴ・ムニスにはすでに2度のオファーを提示したが、いずれも拒否されている。しかし、フルハムがPSVのリカルド・ペピ獲得に動いているとの情報があり、玉突きでムニスの移籍が現実味を帯びてくる可能性は否定できない。

若手枠では、ベシクタシュのセミフ・クルチソイや、スタッド・レンヌのウィルソン・サマケらウィンガータイプの選手もターゲットに入っており、特にサマケはフランス下部リーグで経験を積んでおり、潜在能力は高く評価されている。

移籍市場が加熱する一方で、既存戦力の整理も進められている。ストライカーのパトリック・バンフォードは、昨季チャンピオンシップでの出場がゼロに終わり、今季の構想外となる可能性が高い。

そして、サプライズの名が上がったのがチェルシー所属のラヒーム・スターリング。元エバートンCEOのキース・ワイネスによれば、チェルシーで構想外とされるこのベテランにとって、リーズやバーンリー、サンダーランドといった昇格組が唯一の選択肢になる可能性があるという。

高額な給与がネックになる中、チェルシー側がその一部を補助する形でのレンタル移籍が模索されているとも伝えられており、もし実現すれば今夏最大の話題となることは間違いない。

昇格即定着を狙うリーズ・ユナイテッドにとって、今夏の補強はクラブの未来を左右する重要なターニングポイントとなる。ダニエル・ファルケ監督の描くチーム構想とクラブの野心は、いま確実に動き出している。