ウルブス、スペインの才能ラウール・モロ獲得に動く…アヤックスとの争奪戦が勃発か!?

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ウルブス、スペインの才能ラウール・モロ獲得に動く…アヤックスとの争奪戦が勃発か!? Wolverhampton Wanderers

プレミアリーグで安定した地位を築きつつあるウォルバーハンプトン・ワンダラーズが、スペイン2部レアル・バリャドリードに所属するラウール・モロに強い関心を示しているようだ。オランダの名門アヤックスがすでに契約に迫っているとされる中、ウルブスが土壇場でこの争奪戦に参戦したと複数の海外メディアが報じている。

2024-25シーズン終了後、ウルブスはパブロ・サラビアやマテウス・クーニャといった主力アタッカーを相次いで失った。前線における創造性と爆発力の欠如は、ヴィトール・ペレイラ監督の頭を悩ませているポイントだ。

そうした背景から、クラブはすでにセルタ・ビーゴのフェル・ロペス獲得にも動いており、攻撃のオプションを増やす動きが加速している。ラウール・モロへの関心も、その流れの中で浮上したもので、サイドからの切り崩しやパスセンスに期待が寄せられている。

イタリアの移籍専門ジャーナリスト、マッテオ・モレット氏がX(旧Twitter)で伝えたところによると、ウルブスはモロ本人の意向も含めて調査を進めており、アヤックスが有利と見られる中でも粘り強く交渉を続けているようだ。

ラウール・モロは現在22歳。かつてラツィオに所属していた経験もあり、イタリアとスペインのトップリーグで実戦を積んできた。昨季はレアル・バリャドリードで33試合に出場し、4ゴール5アシストを記録。スペインU-21代表として欧州選手権に出場するなど、その評価は高まっている。

ただ、プロキャリア全体で見ると、トップリーグでの出場は46試合にとどまり、ゴールとアシストの合計も10と控えめだ。数字上は目を見張るものではないが、そのプレースタイルは指導者からの評価が高く、特にパスの選択肢や局面を変えるひらめきは、今後の飛躍を期待させる。

移籍金は約1000万ユーロとされており、ウルブスにとっては将来への投資となる。対するアヤックスは、これまでも若手育成に定評があり、モロにとっては理想的な環境を提供できるクラブだと言える。こうした点からも、争奪戦の行方は極めて読みにくそうだ。