トッテナムが狙うインテルの守備職人バストーニ、ロメロとの鉄壁コンビ構想

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5000万ユーロでも届かず!バストーニ争奪戦でインテルがチェルシーの猛攻を完全遮断 Tottenham Hotspur

トッテナム・ホットスパーが移籍市場で最も注目しているターゲットは、インテルのセンターバック、アレッサンドロ・バストーニ。

英『TEAMtalk』のフレイザー・フレッチャー記者によれば、バストーニはインテルでの生活に満足しているものの、プレミアリーグへの挑戦には強い関心を抱いているという。トッテナムはこの状況を最大限に活かし、獲得に向けた具体的なプランを練っている。

トーマス・フランク監督の下で再建を進めるトッテナムは、守備の安定化を最優先課題としている。クリスティアン・ロメロを中心に据えた守備陣は、時に荒削りな一面を見せるが、バストーニの冷静さと左足のビルドアップ能力が加われば、後方からの展開力は飛躍的に向上する。インテルで培った3バックの経験は、フランク監督が好む柔軟な戦術に完璧にフィットするだろう。

さらに、トッテナムは今夏にケヴィン・ダンソやモハメド・クドゥスを獲得し、守備と中盤の強化を進めてきた。しかし、プレミアリーグで上位を狙うためには、世界的なレベルで通用するセンターバックの存在が不可欠。バストーニはその条件を満たす数少ない選手であり、上位定着を狙うためには欠かせない存在になり得る。

バストーニがトッテナムにもたらすもの

バストーニは身長190cmの高さを誇り、空中戦での強さはプレミアリーグでも即戦力となる。加えて、左足から繰り出される正確な縦パスは、トッテナムの攻撃をスムーズに前進させる武器となる。

セリエAでの219試合で7ゴール19アシストという数字は、ただのディフェンダーの枠を超えて、攻撃の起点としても機能することを示している。

トッテナムに加入すれば、ロメロとのコンビはリーグ屈指の守備ユニットとなる可能性が高い。ロメロのアグレッシブな守備とバストーニの冷静なカバーリングが融合すれば、相手にとって突破不可能な壁となるだろう。

さらに、フランク監督が好む前線からのプレス戦術においても、後方からの安定したビルドアップは不可欠であり、バストーニの存在は戦術的な幅を広げる。

もちろん、インテルが簡単に手放すとは考えにくい。ラウタロ・マルティネスやチャルハノールに次ぐ高額年俸を受け取る彼を引き抜くには、巨額の移籍金が必要となる。だが、トッテナムが本気でプレミアリーグ制覇を狙うなら、この投資は避けて通れない。

個人的な見解

トッテナムがバストーニ獲得に動くのは、クラブの野心を示す象徴的な戦略だと感じる。

これまで「攻撃的なクラブ」としてのイメージが強かったトッテナムだが、真の強豪になるためには守備の安定が不可欠。

バストーニの加入は、クラブのアイデンティティを変える可能性すら秘めている。彼の冷静な守備と左足の展開力は、ロメロの闘志と見事に補完し合い、トッテナムを新たなステージへと押し上げるだろう。

一方で、インテルにとってバストーニはクラブの象徴的存在であり、彼を失うことは戦力面だけでなく精神的な打撃にもなる。

だからこそ、この移籍が実現すれば、プレミアリーグの資金力と魅力がセリエAを凌駕する象徴的な出来事となるだろう。

個人的には、バストーニがトッテナムの白いユニフォームをまとい、ロンドンの夜空の下で守備を統率する姿を見たい。彼の加入は、トッテナムを挑戦者から本物の優勝候補へと変える可能性を秘めている。