ニューカッスル・ユナイテッドが今夏のターゲットとして注目するノッティンガム・フォレスト所属のスウェーデン代表ウィンガー、アンソニー・エランガに対して4500万ポンドという巨額オファーを提示。しかし、この動きはノッティンガム側によって即座に拒否されたと、英『The Athletict』が報じている。
フォレストは昨夏もエランガ放出の打診に応じなかったが、今回も同様に売却の意思はないと明確にした。ニューカッスルにとっては二度目の失敗となり、今後の補強方針に影響を与える可能性がある。
攻撃のキーマンとして再評価高まるエランガ、フォレストでの存在感と将来性
23歳のエランガは、昨季ヌーノ・エスピリト・サント監督の下で6ゴール12アシストを記録し、フォレストの躍進を支えた中心選手の一人。クラブは1995-96シーズン以来のリーグ7位フィニッシュを達成し、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ出場権を手にした。
その活躍ぶりに加えて、マンチェスター・ユナイテッド時代から評価されてきたスピードと突破力は今も健在。とりわけ、ユナイテッド戦で85メートルを9秒で駆け抜けて決勝点を奪った場面は、彼の爆発力を象徴する瞬間だった。
ノッティンガム・フォレストはこの若きウィンガーの価値を最大限に評価しており、売却する場合には最低でも6000万ポンドの移籍金を求めているという。2028年まで契約を残していることも考慮すれば、クラブが高額を要求するのも当然と言える。
ニューカッスルにとって、右サイドのアタッカーは補強の急務。クラブはすでに過去3シーズンで2度目のチャンピオンズリーグ出場権を獲得しており、今後も上位を狙う体制を強化している。
とはいえ、現時点での4500万ポンドの提示は拒否され、今後ニューカッスルが再びエランガ獲得に動くのか、それとも代替案にシフトするのかは不透明なまま。ブライトンに所属するジョアン・ペドロが代替ターゲットの一人として浮上しており、エランガに執着するかは未知数。
果たしてニューカッスルは、強硬な姿勢を崩さないフォレストを説得し、念願のエランガ獲得に成功するのか。それとも次なる獲物を求めて方向転換を図るのか。