新シーズンに向けた移籍市場が動きを見せる中、アイルランド代表DFアンドリュー・オモバミデレが、フランス・リーグアンのRCストラスブール・アルザスへ完全移籍することが明らかになった。2024年1月にノッティンガム・フォレストから一時的にローン加入していた同選手だが、クラブは今夏に買取オプションを行使。長期的なプロジェクトの一員として、新たな一歩を踏み出すこととなった。
仏『L’Équipe』が報じたところによると、契約期間は2029年夏まで。4年契約にサインし、完全移籍に伴う移籍金は800万ユーロ前後と見られている。アイルランド代表の未来を担う存在として注目されてきた22歳のセンターバックにとって、この決断はキャリアの分岐点となるだろう。
オモバミデレにとって、ノッティンガム・フォレストでの日々は決して順調とは言い難かった。2023年夏にノリッジ・シティから1100万ポンドで加入したものの、在籍1年半で公式戦出場はわずか15試合。出場機会に恵まれず、ポジションを掴むことができなかった。
そんな中で実現したストラスブールへのローン移籍だったが、到着後すぐにアキレス腱を負傷し、今季はリーグ戦わずか10試合(うち先発7試合)にとどまっている。しかしながら、クラブ首脳陣はそのパフォーマンスや将来性を高く評価。CJ・イーガン・ライリーの獲得に失敗した背景もあり、守備のコマを増やすべく完全移籍に踏み切った。
指揮を執るリアム・ローゼニア監督の下、守備のオプションとして重要な役割を担うことが期待されており、ストラスブールは2024-25シーズン、カンファレンスリーグ出場権を有する可能性があるとも伝えられている。