マンチェスター・ユナイテッド、守護神の交代はあるのか?マルティネスの代理人と接触を継続

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エミリアーノ・マルティネス、アストン・ヴィラ退団濃厚か?バルサやマンUが関心、去就に注目集まる Aston Villa

プレミアリーグ2024-25シーズンを42ポイントという悲惨な成績で終えたマンチェスター・ユナイテッド。エリック・テン・ハフ監督の解任後、新たにルベン・アモリムを迎えたクラブは、再建を迫られている。その中でも特に注目が集まるのがゴールキーパーのポジションだ。

カメルーン代表GKアンドレ・オナナのパフォーマンスが安定せず、今夏の移籍市場ではアストン・ヴィラ所属のエミリアーノ・マルティネスの名前が浮上している。

2023年夏、インテル・ミラノから推定4,720万ポンドの移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加わったオナナ。チームの絶対的守護神だったダビド・デ・ヘアに代わる存在として大きな期待を背負っていた。しかし、デビューシーズンでその期待に応えることはできなかった。

各大会を通じて複数の失点に直結するミスを犯し、プレミアリーグでのセーブ成功率も67パーセントにとどまった。セットプレー時のハイボール対応でも不安定さが目立ち、信頼性を欠いたシーズンとなってしまったのは否めない。

現時点でオナナを手放す方針を示していない。指揮官アモリムとの関係も良好とされ、サウジ・プロリーグからの3,000万ポンド以上の正式オファーがない限り、2025年もオールド・トラッフォードのゴールを守ることが濃厚となっている。

エミリアーノ・マルティネス獲得の噂は本物か!?

英『The Athletic』が報じたのが、アストン・ヴィラのエミリアーノ・マルティネスへの関心だ。ユナイテッドはすでに選手側と非公式な接触を重ねており、本人も移籍に前向きとされている。

マルティネスはアルゼンチン代表として2022年のカタールW杯を制し、クラブレベルでも安定したパフォーマンスを披露してきた。確かにミスもあるが、ペナルティエリア内での支配力やメンタリティはオナナよりも高く評価されており、実力派GKとしての地位を確立している。

だが、ここにきて移籍成立の可能性は大きく後退している。アストン・ヴィラはマルティネスに対し、3,000万〜3,400万ポンドの移籍金を求めており、今夏で33歳を迎える選手に対しては高額だ。また、ユナイテッドはまずオナナの去就を整理しなければならず、事実上、2人の正守護神を抱える余裕はない。

そのため、現時点でマルティネスの加入は「極めて可能性が低い」と見られており、現実的にはオナナの残留路線が濃厚だと言える。

マンチェスター・ユナイテッドにとって、ゴールキーパーというポジションは、チームの安定と成績に直結する重要な要素だ。オナナがこの1年で課題を克服し、守護神としての信頼を取り戻すことができるのか。それとも、今後の移籍市場で再びマルティネスのようなワールドクラスのGKに白羽の矢が立てられるのか。