ジョージア代表としても将来を嘱望される20歳のディフェンダー、サバ・ゴグリチーゼは、印象的な2024-25シーズンには36試合に出場し、セリエAで奮闘。いまやイングランドでも大きな話題となっている。
現在はエンポリに所属する同選手だが、チームは今季のリーグ戦で降格という結果に終わった。それでも彼のパフォーマンスは群を抜いており、シーズンを通して安定した守備を見せ、失点の多いチームの中で孤軍奮闘した姿は、多くのスカウト陣の目に留まっていた。
プレミアリーグのノッティンガム・フォレストとサンダーランドが当初から関心を寄せていた中、ここに来てニューカッスル・ユナイテッドも争奪戦に加わったと、『ontheminute.com』が報じた。
ノッティンガム・フォレストは、ヌーノ・エスピリト・サント監督の下で守備陣の再構築に乗り出しており、サバ・ゴグリチーゼをその中心に据える考えだという。一方のサンダーランドも、チャンピオンシップからの昇格を狙う上で、DFラインの強化を最重要課題としている模様。
だが、ここに来てプレミアリーグで上位争いを目指すニューカッスルが獲得レースに加わったことにより、情勢は一変する可能性がある。資金力と競争力のあるクラブだけに、オファー内容によっては一気に優位に立つことも考えられる。
イタリア国内ではラツィオやASローマといった強豪も引き続き動向を関心を示しているものの、移籍金や給与面でプレミアリーグ勢がリードしていると見られており、エンポリ側も高額オファーに前向きだ。移籍金は700〜800万ユーロと見込まれている。
契約は2028年6月まで残っているものの、クラブとしても若手の価値が高いうちに放出する決断を下す可能性がある。ゴグリチーゼ本人にとっても、キャリアの次なるステップとしてプレミアリーグ挑戦は極めて魅力的な選択肢となるだろう。
その守備力は空中戦、ポジショニング、1対1の対応すべてにおいて高く評価されており、完成度の高い若手CBとして注目される。ジョージア代表DFは来季、どのチームのユニフォームに袖を通すのか気になるところだ。