ユナイテッド退団秒読み…ガルナチョ巡る争奪戦勃発!レバークーゼンとACミランが熱視線

スポンサーリンク
ユナイテッド退団秒読み…ガルナチョ巡る争奪戦勃発!レバークーゼンとACミランが熱視線 Manchester United

マンチェスター・ユナイテッドの下部組織から飛び出した才能、アレハンドロ・ガルナチョ。その将来が、今夏の欧州移籍市場において注目を集めている。クラブ内での立場は急降下し、現在は事実上の“放出候補”に。英『TEAMtalk』によると、元恩師のエリック・テン・ハフ監督が率いるバイエル・レバークーゼンと、セリエAの名門ACミランが獲得に名乗りを上げ、争奪戦が激化の様相を呈している。

ガルナチョにとって、今季は波乱の連続だった。テン・ハフ監督の最終戦となったウェストハム戦でフル出場を果たし、その後の暫定指揮を執ったルート・ファン・ニステルローイの下でも、得点とアシストを記録して順調なスタートを切ったかに見えた。しかし、ルベン・アモリム新監督の就任以降、状況は一変する。

11月のヨーロッパリーグで一度だけゴールを挙げたものの、それ以降は長らくネットを揺らすことができず、12月のダービーではまさかのメンバー外。1月に先発復帰した試合でも結果を残せず、再びベンチへ逆戻り。2月のイプスウィッチ戦では前半途中で交代させられたことに腹を立て、ベンチではなくロッカールームへ直行したと報じられた。

極め付けはヨーロッパリーグ決勝。先発出場が叶わず、わずか19分の出場に終わり、シーズン最後の舞台でも存在感を発揮できなかった。そして数日後には、アモリム監督が本人に対して「新しいクラブを見つけた方がいい」と伝えたことが明らかとなり、ガルナチョのユナイテッドでの未来は事実上閉ざされた。

テン・ハフが愛弟子にアプローチ…ACミランも虎視眈々

だが、ガルナチョの才能に疑問を抱く者はいない。彼の爆発的なスピードと左サイドでの切れ味は、数多くの欧州クラブの関心を引き寄せている。

セリエAのACミランは、代理人との接触をすでに済ませたとされ、ラファエル・レオンの退団に備えた代替候補としてガルナチョをリストアップ。さらに興味深いのは、ユナイテッドもレオンに興味を示しているという報道があり、両者の間でトレード交渉に発展する可能性も浮上している。

そして、争奪戦の構図に新たなスパイスを加えたのが、バイエル・レバークーゼンを率いることになったエリック・テン・ハフの存在。かつてオールド・トラッフォードで共に戦った師弟が、今度はブンデスリーガの舞台で再会を果たすかもしれない。テン・ハフはレバークーゼンにおいて若手育成に力を入れており、ガルナチョを中心選手として据えたい意向があるとも報じられている。

他にもナポリやアトレティコ・マドリードといったクラブがガルナチョの動向を注視しており、ユナイテッドは移籍金を6000万ユーロ程度に設定しているという。マンチェスターでは構想外となった20歳のウィンガーだが、その才能には欧州中が惚れ込んでいる。

夏のマーケットが本格化する中で、ガルナチョが新天地に選ぶのはセリエAか、それともドイツか。かつての恩師との再タッグか、新たな挑戦か。彼の決断が、今後数年のキャリアを大きく左右することになるだろう。